平和とか、正義とか。 (ページ11)

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熱ページ11

『黒井さんが攫われた！？ﾊｧﾊｧ』

夏油『すまない、私のミスだ。』

五条『ミスって程のミスじゃねーだろ』

熱…38.5くらいか…まずいな。
頭が痛い気持ち悪い。

夏油『…Aっ！A！』

『ﾊｯ…ごめん、なに？』

夏油『取り引き場所は沖縄だ…ってA大丈夫か？』

『え…何が？？大丈夫だよ』

夏油『…ならいいが。』

五条『…。』

～沖縄到着～

理子『めんそーれ！！』

悟と理子ちゃんは海ではしゃいでいる。

悟『ぎゃはは！ナマコ！！！』

理子『キモ！キモなのじゃー！』

黒井『いいんですか…？』

夏油『悟から言い出したんですよ。』

『…彼なりに気を使ってるんだと思います。』

夏油『でも、そろそろ時間だ、悟。』

理子『ｼｮﾎﾞﾝ…。』

五条『…。滞在時間を延ばそう、東京より沖縄の方がじゅそんちゅは少ない。』

『(…悟、昨日から術式解いてないでしょ。)』

夏油『(睡眠もだ。今日も寝るつもりないだろ。)』

五条『問題ねぇよ。…それよりA熱あるだろ。』

夏油『やはりか。』

そう言って、私のおでこに手を当てた。

五条『うわっ！あっつつつ！』

『…っ。バレてたかぁ。』

五条『当たり前でしょ。…薬飲んでホテル行っとけ』

『ﾊｧ…情けない。ごめん。』

観光してる間に熱は少し下がった。

『38.0かぁ～、帰ったら部屋にこもろう。』

私はみんなとは違う便で帰ったので、
何時間か後に高専へ戻った。

そこには、見てられない光景が目に映った。

『悟…？』

血だらけの悟、刺された後、気を失っているだけ、

幸い、頭は反転術式でどうにかしたのか…

天元様との同化の場所へ行くと、
理子ちゃんの死体。血だらけの傑…
私は理子ちゃんの頭に触れて記憶を辿った。

夏油『引き返して黒井さんと一緒に帰ろう。』

『君と会う前に悟とAとの話し合いは済んでる。大丈夫、私たちは最強なんだ。
君の未来は私達が保証する。』

理子『うん！』

『…っ、…ごめんね。』

パパ黒『お前が、佐野Aか、』

背後から刀で刺されかけた

『!!…。』

私は一気に距離を取った。
速すぎる、そして、何より呪力か全くない…？
天与呪縛か、

『はじめまして、あんたが噂の術師殺しか、』

パパ黒『ご名答』