・ ページ10
.
道枝side
謙杜と顔を見合わせて
首を傾げながらそっとスクロールすると見慣れた字が飛び込んできた。
『いつも応援してくださるファンの皆様
日頃より温かい声援をありがとうございます。
この度は長尾・道枝の結婚報告で驚かせてしまい申し訳ありません。
ふたりが結婚したいと僕たちに話してくれた時は
大好きなふたりが幸せになることへの喜び
末っ子たちが大人になって巣立っていくような寂しさ
これからふたりにどんな言葉が向けられるのだろうという不安
いろんな感情で一杯になりました。
しかし愛し合うふたりが結ばれることへの喜びに勝るものはありませんでした。
照れ屋で真面目な彼らは僕らの前ではなかなか恋人らしいところを見せてくれませんが、たまにそういう姿を見るたびに微笑ましくて幸せな気持ちになります。
すぐに受け入れられない方もいらっしゃると思います。
皆さんそれぞれのタイミングでおめでとうと言っていただけると嬉しいです。
ふたりを含め7人でこれまで以上にファンの皆様を幸せにするべく精進して参りますので見守っていただけますと幸いです。
結に、謙杜、みっちー。
君たちは最高のメンバーであり、親友であり、大切な家族です。
ふたりのそばにはいつだってうるさくて面白くて優しくてかっこよくて、ふたりの幸せを誰よりも願っているお兄ちゃんが5人もいることを忘れないように。
心の底からおめでとう！！！！！
謙杜とみっちーにサチアレ！！！！！
なにわ男子一同』
道枝「ぐすっ...みんなっ..またサプライズ....っ..」
長尾「こんなんずるいって...っ.....ずっ..」
メンバーみんなの優しさと温かさが溢れたメッセージに滝のように流れる涙を止めることなんてできなくて
謙杜とこれでもかと泣いた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるく | 作成日時：2024年3月9日 10時
