真夏の太陽と月が愛しあうとき-4- (ページ9)

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道枝side

.....俺も弱いままじゃあかん

謙杜と一緒に強くなるって決めたんやもん

ふぅっと息を吐いて
時計を見れば9時55分。

道枝「俺、押していい？」

長尾「うん、ええよ」

10時にここをクリックしたら

後戻りできひん。

道枝「...もう後戻りできひんよ..ええの？」

長尾「もちろん、俺は駿と一緒に未来に進みたい」

道枝「....ありがとう、俺も」

震える手をマウスに乗せると謙杜はしっかり肩を抱いてくれた

俺も謙杜と一緒に、謙杜といる未来に進みたい。

もう秘密の恋人には戻りたくない。

社長「ん、10時になったね」

道枝「....いきます」

かちってクリックすると更新されたページ。

もう一台のパソコンをマネージャーさんが読み込み直してくれて、

「いつも応援してくださる皆様へ

長尾謙杜道枝駿佑よりご報告」と書かれたリンクができていた。

社長「2人ともおめでとう」

マネージャー「おめでとう！こっからが勝負やな」

長尾「ありがとうございます！」

道枝「ありがとうございますっ...」

ほんまに、ほんまに俺ら結婚発表したんや....

マネージャー「せっかくやしリンク開いてみ？」

マネージャーさんに言われてリンクを開くと俺らのメッセージの下もまだページが続いてる

なんやろ？他になんか書いた覚えないけどな...

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