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長尾side
ほんまはすぐ一緒に俺の家帰りたかったのに
写真早よ飾りたいから一旦自分の家に戻るとか可愛すぎる理由に負けて玄関先で別れたんやけど
帰ってくんの遅ない？
もう1時間以上経ってんで？
ツアー明けてから毎日俺の家におるし、ちょっと掃除とかしたいかなと思って放っててんけど
さすがに遅い。
まさかずっと写真眺めてるとかないよな？
いやでもスマホに移したやつまだ駿にあげてへんしな....
え、もしかしてガチの大掃除してる？
長尾『早よこっちおいでや〜』
いつもならすぐつく既読も全くつかへん。
あんまポンポン送ったら鬱陶しいやろうから5分待ってみよ。
って5分待っても既読はつかんくて
電話をかけてみても全く繋がらん。
え、これもしかしてなんかあった？
急に体調悪なって家ん中で倒れてるとか？！
あかん、めっちゃ心配なってきた。
長尾「無事でおってや...」
慌てて玄関を出て駿の家の鍵を開ける
長尾「駿っ...」
ひとまずリビングと思ったけど、
全部の窓が全開というか網戸になってるだけで肝心の駿がおらんし
物音ひとつない。
長尾「しゅんっ....」
半泣きになりながら寝室のドアを開けたらベッドですやすや寝てる駿。
しかも超幸せそうな寝顔で。
長尾「はぁぁあ....よかった..」
めちゃくちゃ焦った....
安心したら腰が抜けてもうてヘナヘナとベッドの横に座り込んでそのまま突っ伏した。
道枝「ん....あ...ごめん寝てた....」
長尾「LINEも電話もあかんからなんかあったんかと思った...よかった...」
道枝「...幸せすぎて寝落ちしてもうた...ごめん」
はい？幸せすぎて寝ちゃった...？？？
そんなん聞いたことないねんけど？？
え、駿レベルになるとそんなこと現実に起こっちゃうわけ？？？？
ずるない？？
長尾「もー、可愛すぎっ」
道枝「うわっ」
ぽやーってしてる駿を思いっきり抱きしめて
俺も一緒に寝っ転がった。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年3月9日 10時
