真夏の太陽と月が愛しあうとき-4- (ページ4)

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長尾side

優柔不断な駿と直感型の俺はもう候補の絞り方から正反対で

使える枚数限られてんのに

駿が全然候補絞らんから今日中に終わるん？！

って不安になったけどちゃんと終わってよかった笑

にしてもどのカットも駿が綺麗やしかっこいいし、可愛いしでにやにやが止まらん笑

我ながらあのタキシードは天才的やったな〜

写真印刷して行く？家に飾りたいやろ？っていうマネージャーさんの言葉に甘えて

家に飾る用の写真を印刷しに来たんやけど

道枝「ん〜こっち？いや、こっちの方が...あー、でも..」

また優柔不断が出とる！笑

俺はサクッとお気に入りの写真を5枚ぐらい印刷したから駿が悩んでるのをひたすら可愛いなぁって思いながら横で眺める。

そんなに悩むんやったらどっちも印刷したらええのに笑

道枝「あかん、決めれんからどっちもする」

長尾「うん、そうしそうし笑」

悩むぐらいなら最初っからそうすればええのに。

まぁそういうところも可愛くて好きなんやけど！

一旦データ預からせて欲しいというマネージャーさんにディスクを返して事務所を後にした。

長尾「お腹空いたしさっきのカフェ行って帰ろか」

道枝「うん、俺もお腹空いた〜」

朝ゆっくりやったとはいえ、もう15時。

職業柄、決まった時間にご飯食べられへんのは慣れっこやけどお腹空くもんは空く笑

ランチは終わってるやろけどパンケーキとかパフェとかありそうやし、ご飯は夜ちゃんと食べたらええやろ！笑

お店に入ると店員さんが俺らを見てちょっとびっくりしたような顔してたけど、

気遣ってくれたのか奥の方の静かなソファ席に通してくれた。

やっぱりランチは終わってたから

駿はビタミン摂らな言うてフルーツパンケーキを頼んで

俺はシンプルなバターとシロップのパンケーキにした。

道枝「あーさっきの写真、データだけ移してきたらよかった...」

長尾「俺もうスマホに入れたから後で送るわ」

道枝「えっ？！いつの間にしたん！？」

長尾「しゅ...みっちーが悩んでる間にした笑」

危な、つい癖で駿って呼んでまいそうになった。

外ではみっちー、長尾って決めてんのに。

道枝「あ！あのさ、この後写真立て見に行かへん？」

長尾「いいやん、行こ行こ」

せっかく印刷したものの

お互い写真立てなんて持ってへんもんな笑

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