真夏の太陽と月が愛しあうとき-4- (ページ29)

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藤原side

11月12日。

なにわ男子にとって大切なデビュー記念日。

夜にインスタライブやるからその前に事務所に集まって仕込みとYouTube撮影の予定やったから

マネージャーさんに印鑑持って来てって言われてて、なんか契約更新とかあったっけ？って不思議に思ってたし

まさかみっちーと謙杜の婚姻届にサインするためやったなんて思いもしなかった。

今日籍入れるのは知ってたけど、

まさか今日書くなんて思わんし

証人ってお父さんとかお母さんのイメージやったから

ほんまに俺らでええんか？って思ったけど、

でもやっぱり嬉しくて

俺から1人ずつ、署名していくとき

めちゃくちゃ緊張した。

だって2人にとってこの一枚は

いっぱい悩んで決めた気持ちを形にするための、

家族になるための大切な書類やん？

大西「ん！できたで！！」

道枝「っ...ありがとうっ..」

長尾「みんなありがとう！」

みっちーはニコニコしながら泣いてて

謙杜はきらっきらの目してぴょんぴょんしてる

どこまでも正反対な2人やけど、

やっぱお似合いやねんなぁ笑

結婚発表してから2人の間に流れる空気は一時期辛そうな感じもしたけど、

今はほんまに幸せそうで、今まで関係がバレないようにと張り詰めていた糸がなくなってお互いに向ける視線に愛が詰まってる。

俺はそれがどうしようもなく嬉しくて

こっちまで幸せになるねん。

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