Chapter6 ページ26
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長尾side
結婚発表してからあっという間に2週間が経った。
スタッフ「ご結婚おめでとうございます！」
長尾「うわぁ！ありがとうございます！」
道枝「ありがとうございます！！」
現場に行くたびにスタッフさんや共演者の方からおめでとうとお祝いしてもらって、花束をもらったりケーキをもらったり。
最初は仕事に行くのを不安がってた駿も安心して仕事に行ってくれるようになって
俺としても安心や。
記者「道枝さんとの新生活はいかがですか？」
長尾「んー...まだあんまり実感湧かないんですけど幸せです。お互いもっともっとアイドルとしても人としても一緒に成長したいなって話してます」
雑誌のインタビューで駿との結婚について聞かれて、照れくさくなったり笑
改めて周りの人に恵まれてるなぁと実感した。
そんな中迎えた今日は俺たちにとって、
すごくすごく大切な日。
道枝「ねぇ謙杜、俺のこと好きになってくれて、ずっと隣におってくれてありがとう。
謙杜のこと好きになって、謙杜に愛してもらえてほんまに幸せやで」
長尾「っ..泣かせんといてやっ....」
隣でにこにこしてる駿は相変わらずずるい
今から婚姻届書くってのに、
目の前が涙で滲んで書かれへんやんか
そっと駿が肩を抱いてくれて、
寄り添ってくれる。
もうなんなん、これじゃ立場逆転やん....
長尾「ふぅっ..よしっ書くで」
道枝「うんっ」
今まで何度も何度も書いてきた名前やのに、
こんなに緊張するんや....
震える手をなんとか落ち着かせて一文字一文字、丁寧に書き記していく。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年3月9日 10時
