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道枝side
あれから気持ちがすごく楽になって、仕事に行くのも前と同じように楽しみになった。
あんまプライベートで外出んようにって言われてたけど
どうしても早く会いたい人がいて、
謙杜がついていこか？って言ってたけど
仕事やろ！！って言って置いてきた。
道枝「先生、こんにちは」
医師「こんにちは〜。道枝くん、結婚おめでとう。よかったね〜！」
道枝「っ...ありがとうございます」
会いたかった人は青木先生。
東京出てきたばっかりのころ、
どこの病院をかかりつけにするかすごく迷ってる時、社長に紹介されたのが青木先生やった。
俺がジャニーズやなんてことは全く関係なく、
1人の患者として見てくれて
俺の身体のことだけじゃなくて、心のことも親身になって寄り添ってくれる第二のお母さん的存在。
そんな先生からのおめでとうはやっぱりグッとくるものがあって、気を抜いたら溢れそうな涙を堪えた。
ほんまは発表する前に報告したかったし先生のことめちゃくちゃ信頼してるけど
どこから漏れるか分からへんから念には念をってことで伝えられへんかったから通院の日を少し早めてもらった
道枝「ほんまはもっと早くお伝えしたかったんですけど、遅くなっちゃってすみません」
医師「そんなの気にしなくていいわよ〜。あ、タキシード！すっごく似合ってたよ」
道枝「えへへ、ありがとうございます」
じゃあ早速診察させてもらおうかな〜って先生の言葉にいつも通りサクッと診てもらう。
医師「うん、問題なさそうね。生理の時の貧血もマシになってきたかな？」
道枝「はい、でもやっぱ波があって...」
医師「そうね...こればっかりは仕方ないかなぁ」
いくら食事を気をつけても、体重増やしても
生まれ持った体質にはなかなか勝てへんらしい。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年3月9日 10時
