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道枝side
VTRが終わって、
アナウンサーさんに話を振られた大吾くんはすごく真剣で、でも優しい顔で話し始めた。
西畑『どうしても僕らの仕事って
応援していただくだけじゃなくて
いろいろあることないこと言われたり、
心無い言葉を投げかけられることもあるじゃないですか。
でも、誰がなんと言おうとお互いを想う気持ちだけを信じて世界中の誰よりも幸せな2人になってほしいです。
負い目なんて感じなくていい。
僕らに申し訳ないなんて思ってほしくない。
もうね、否定的な意見なんて勝手に言わせておけばいいんです。
それでいつかその人たちが自分の発言を恥じるくらいに幸せで立派な2人になってくれたらなって思ってます。
まぁ今も十分幸せそうやし立派なんですけどね』
長尾「やっぱ大吾くんかっこええわ....」
道枝「.....幸せにならなきゃね」
長尾「俺らならなれるよ」
道枝「....うん」
こんなリスクを冒してまで応援してくれて、
必死に思いを伝えてくれる仲間がいるのに俺は何をビクビクしてたんやろう....
大吾くんはジュニアの頃からいつもいつも俺なんかよりもずっとずっと前を歩いてて
なにわ男子になってからも裏でも表でも先陣を切って
後輩である俺たちにその背中と振る舞いで
目標や自信、勇気、覚悟をくれた。
今回やってそう。
俺はずっとずっと世間やファンの人たちの反応ばっかり気にして怖がって勝手に不安になってたのに
大吾くんはそれに臆することなくカメラの前で自分の考えを言い切ってる。
そんな大吾くんを見て、
ネガティブになってた自分がアホらしく感じた。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年3月9日 10時
