真夏の太陽と月が愛しあうとき-4- (ページ3)

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道枝side

謙杜が慣れた手つきでパソコンを操作してくれて画面にズラーっと表示された写真たち。

今映ってるのはほんの一部みたいでそれだけたくさん撮ってもらったんやなぁとありがたくなる。

道枝「....ほんまに良い写真ばっかり」

長尾「ありがたいな、こんなに撮ってもらって」

肩を寄せ合って1枚ずつじっくり見て、

見れば見るほど謙杜がかっこよくて見惚れてまう。

やっぱ前髪シースルーにしてもらって正解やったなぁ....

あと横顔が綺麗すぎる、ずるい。

マネージャーさんに渡されたメモにそれぞれ気に入った写真の番号を書いてるんやけど

長尾「ちょ、多すぎ笑まだ半分も見てへんで？笑」

道枝「やって...良い写真多すぎんねんもん....」

あとで見返して絞ればええかと思うがままに書いてたら謙杜に突っ込まれた。

謙杜の方のメモをちらっとみるともうすでに斜線引かれてる番号がいくつもあって

道枝「なんでそんな見ながらさくさく決めれるん？！」

長尾「こういうのは直感が大事やから」

.....聞いた俺がアホやった。

もう俺は俺、謙杜は謙杜でええかと諦めて俺は少しでも使いたいなと思ったものを全部書いて行く。

最後の一枚も見終えて

長尾「....いやめちゃ多いな！！駿が選んだやつだけで100枚ぐらいあるやん！」

道枝「だって決められへんねんもん」

相変わらず優柔不断やなぁと少し呆れられつつ

メモを見て被ってる番号だけ残して写真を見ていく。

ファンクラブ用と各SNSそれぞれ違う写真を使おうって決めてて

ファンクラブはフォーマルで

SNSは少しラフな等身大の俺らが見てもらえるような写真がテーマ。

長尾「ね、これ良くない？」

道枝「俺も思った。俺らっぽくていいな」

道枝「あー、これかな」

長尾「えー、こっちやろ」

道枝「...じゃんけんしよ」

あーだこーだ言いながら使う写真が決まって

マネージャーさんにチェックしてもらうために連絡を入れて

マネージャー「うん、良いと思う。媒体と写真の使い分けもできてるし」

道枝・長尾「ありがとうございます！」

マネージャー「社長からは2人にお任せでって言われてるから、あとは発表の日の朝に最終確認で」

おまかせって....

大丈夫なんやろうか....笑

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