真夏の太陽と月が愛しあうとき-4- (ページ20)

今日:92 hit、昨日:90 hit、合計:14,926 hit

・ページ20

.

道枝side

結婚発表してから常に不安と申し訳なさが心の中にずっとあって

お仕事行く前は現場でどんなふうに受け止められてるか怖くて不安な毎日。

現場に行ってしまえばおめでとうって祝福してもらえてすごく嬉しいんやけど、どうしてもそうじゃない人もいると思ってしまうねん....

道枝「...ふぅ..よしっ大丈夫、大丈夫」

長尾「そうそう、だいじょーぶ、大丈夫」

1人になるのが嫌で謙杜の家に入り浸って

家出る前に謙杜にハグしてもらってなんとか心を落ち着けてから家を出る日々。

夜もちゃんと寝てるつもりなんやけど、深く寝れてへんみたいで朝起きたときにスッキリしなくて寝不足気味や

そんな調子やし、見たら余計ネガティブなって謙杜に迷惑かけるやろな思って情報番組は見ないようにしてたけど

今日は金曜日。

週に一度、大吾くんが出て芸能コーナーを担当してる日。

ソファに座ってお目当ての番組をつけるとちょうど芸能の一個前のコーナーをやってる。

長尾「え、駿、これ見るん？」

道枝「今日は大吾くんが出てる日やし見たいな〜思って」

長尾「そっか。ほな一緒にみよか」

ぽふって音を立てて隣に座った謙杜は

大丈夫やでって言うかのように手を握ってくれた。

さすがに大吾くんが出てるからVTRにネガティブな要素は全く含まれてなくて、

俺らが出したメッセージと写真を中心にまとめられてた。

.....他の番組もそれでええのに。

.