真夏の太陽と月が愛しあうとき-4- (ページ18)

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道枝side

ラグの上で後ろから抱きしめてくれる謙杜にもたれかかって身を預ける。

これがめちゃくちゃ落ち着くねんなぁ

長尾「絶対SNS見たらあかんで？俺も見んから」

道枝「うん...」

社長にも謙杜にも見たらあかんって言われるし

自分でも見たらメンタル終わりそうな気がするし

さっきテレビ見て泣き散らかしたばっかやし。

もういっそスマホの電源落とした方がええかと電源を落とそうとした時、

LINEの通知がすごいことになってることに気づいた。

向井『結婚おめでとう！付き合ってたん全然知らんかってんけど！！！今度ちゃんとお祝いさせてや！！』

山田『みっちー結婚おめでとう。長尾くんと超お似合いだね！お幸せに！』

目黒『道枝くんほんとにおめでとう！タキシード、似合ってたよ。幸せになってね』

岩崎『ねぇ！なんで付き合ってること教えてくれなかったの？！笑おめでとう！』

恐る恐る開いたら

先輩後輩含めたくさんの人からお祝いのメッセージが来てて

姉『おい新婚！あの写真何？！うちらに送ってへんのおかしない？！』

母『タキシード、かっこよかった〜。他の写真また見せてね』

父『今度帰ってくる時、印刷して持ってきてな』

家族のグループLINEにもおめでとうスタンプと一緒にもっと写真見せろって催促が来てた。

嬉しさと安堵と、

さっきあんなこと言ってしまった後悔と

ごちゃ混ぜになった感情がまた涙になって溢れていく。

道枝「...っ..ぐすっ.....」

長尾「ほら、こんなに周りの人が祝福してくれてるんやから、世間の声なんて気にする必要ないやろ？」

道枝「んっ...ひっく....ごめっ...」

長尾「ふふっおめでとういっぱい言ってもらってよかったな」

よしよしって頭を撫でられながら

一人一人に心を込めて返信していった。

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