真夏の太陽と月が愛しあうとき-4- (ページ17)

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道枝side

道枝「...おれたち..っ..ほんまに結婚してよかったんかなっ....」

本気でそう思ってるわけちゃうのに

弱い俺はまた自信がなくて怖くて不安でこんな弱音を吐いてしまった

長尾「しゅん、不安なんはわかるけどこれ以上言ったら怒るで」

道枝「ごめっ....」

長尾「駿は俺とメンバーみんなの言葉だけ信じとったらええから。な？」

道枝「....ん」

よしよしって背中を摩ってくれる謙杜は同い年やのに俺と比べ物にならないくらい強くて

自分の弱さが嫌で余計に涙が溢れる。

長尾「あぁもう、そんなに泣かへんの」

道枝「だって...おれっ..ぐすっ..弱いまんまやもん....すぐネガティブなるし...っ..」

長尾「弱ないやん。

ちゃんと俺に不安な気持ち教えてくれたやん。

強さの形も人それぞれやで。

駿を守るのが俺の強さ、

駿の強さは思ってることを勇気出して話してくれること。

前も言ったけど、駿は駿のままがいいんよ

誰かが決めた型に嵌ろうなんてせんでいいし

誰かが決めた定規で判断しようとせんでいい。

駿は優しすぎるからなかなか難しいかもしれんけど

見知らぬ誰かの声なんて気にせんでええし

何も悪いことしてへんねんから負い目に感じることもない。

やからその辛い涙はもうおしまいにし？

綺麗なお顔が台無しやで」

大好きな手が俺の頬を包んで、優しく涙を拭ってくれた

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