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道枝side
今度こそメンバーのみんなにお礼したかったけど流石に週刊誌とか報道も動いてるから
やめといた方がいいって言われて
大人しく謙杜の家に帰ってきて、スマホもテレビも見ずにただただ2人だけの時間を過ごした。
すごく幸せな日のはずやのに、
ファンの方への申し訳なさとどう受け止められるか分らへん不安で、どこか落ち着かん夜やった。
朝、起きたら謙杜がいなくて
パッと時計を見たらまだ7:30。
仕事ちゃうのに早起きやなぁ....
のそのそと起き上がってリビングに行こうとしたら、テレビで俺らの結婚のことやってるのが聞こえてきて足が止まった。
否定的な意見があるのは分かってたし、
覚悟してた。
それでも
リアルにそういう意見を聞くとグサリと胸が抉られる。
特に謙杜のファンの方がもう謙杜のこと推せへんって言ってたのは
まるでナイスのように胸に突き刺さった
俺のせいや.....
1番避けたかったことが現実になってもうた気がして胸が張り裂けそう。
道枝「っ...ぐすっ..」
泣いたら謙杜のこと困らせてまうってわかってるし
応援してくれる人だっておるって分かってる。
やけどどうしてもマイナスな言葉の威力は強すぎて、
気持ちがコントロールできなくて、堪えきれんくなった涙がぽたぽたと零れ落ちた。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年3月9日 10時
