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長尾side
駿の腰に負担かけてもうてる自覚はあったし、早よ写真見たいから今日はタクシー使おうって言ったのに
歩きたいって言って聞かんから歩きと電車で事務所に向かう。
道枝「今日は散歩日和やな〜」
ご機嫌に青空を見上げて深呼吸しながら歩く駿の歩幅はいつもより少し小さくてゆっくり。
やっぱ腰痛いんやんか！もう！！
やからタクシー使お言うたやんか！！心配なんやけど！！
ほんま困ったちゃんや！！！
でもご機嫌やからええか...
なんて甘やかしてまう俺も俺やな....
道枝「あ、あんなとこにカフェできてる」
長尾「ほんまや。帰り行く？」
道枝「うん、行きたい」
普段はマネージャーさんの運転でさーっと通る道も歩いてみるとちょっとした変化に気づけたり、
1本入ったところにお店があるって気付けたりする。
駿はそれが好きらしくて
よく1人で散歩してこんなお店出来とったから今度一緒に行こなって誘ってくれんねん。
めっちゃ可愛ない？笑
道枝・長尾「おはようございます〜」
マネージャー「おー、おはよう。早速データ見る？」
マネージャーさんが待ってる部屋に行くと
もうすでにパソコンは準備されててあとはフォルダを開くだけ。
マネージャー「じゃあ他の作業してくるし、部屋も長めに抑えてるからゆっくり見といて。
ほんでファンの方に発表する時に使う写真決めといてな」
ここに番号書いといてって紙とペンを渡して出ていった。
優しいなぁ、マネージャーさん。
長尾「いくで？見るで？」
道枝「....ん」
なんかの試験の合格発表みたいにドキドキしながらカチッとマウスを押してフォルダを開くと
ズラーっとあの日の写真が表示される
一枚ずつ見ようと先頭の写真をクリックして拡大すると
道枝「うわぁ...すご.....」
長尾「すごっ..え、ええ..」
絵に描いたようなタキシード姿の俺らに思わず息を呑む。
俺ら、めっちゃ王子様やん！！
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作者名：みるく | 作成日時：2024年3月9日 10時
