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長尾side
西畑「じゃあ着替えてきまーす」
道枝「いってきまーす」
長尾「いってきますー！」
MCの頭だけ7人で話して
いつもはジャンケンやけど今日は丈くんの気まぐれ指名制ってことにしてもらって俺と駿、大吾くんは早々に捌けさせてもらった
ふらっ
長尾「みっちー？！」
道枝「はぁっ..っ..ながおっ...はくっ...」
隣を歩く駿の身体がふらりと傾いて
慌てて抱き止めると口に手を当ててる
やばい、袋持ってへん
こんなところでぶちまけさせるわけにはいかんのに...
スタッフさん袋持ってへんかな....
西畑「謙杜、これっ！」
長尾「っ..ありがとう！みっちー、ここ戻してええよ」
道枝「...ぇっ....おぇぇっ.....けほっ..」
長尾「よしよし...辛いな.....」
ぽろっと駿の頬を涙が伝う。
きっと生理的な辛さと精神的な辛さ。
代わってあげたいのに代わってあげられへんのが悔しい。
食べたら気持ち悪なるかもって昼食べてへんかったから出てんのはほぼ水分だけ
汗もだいぶかいてるし脱水なったらほんまに身体持たへんよな....
スタッフ「道枝さん大丈夫ですか？！」
西畑「経口補水液とかあったりします？脱水なりそうで...」
スタッフ「すぐ持ってきます！西畑さん着替え始めてください」
長尾「ここは大丈夫やから、大吾くん先行って？」
西畑「わかった。すぐ戻るわ」
バタバタとスタッフさんに連れられて着替え場に行く大吾くんを見送って、
長尾「だいじょーぶ、だいじょーぶ」
道枝「...ごほっ..ぅぇっ...」
少しでも落ち着くように声をかけながらひたすら波打つ背中を摩る。
こうやって背中を摩るたびに代わってあげられへんのがほんまに悔しい。
道枝「....ごめっ..もう大丈夫っ...」
長尾「ん、ゆっくりな？」
ほんとは今すぐホテル帰って休ませてあげたいけど
駿は絶対最後までやるって決めてると思うから
俺にできることは駿の気持ちに寄り添ってサポートすることしかない。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
