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長尾side
マネージャーさん含め、
みんなにもお礼したいから今からご飯でもって言ってんけど
朝からで疲れたやろうからご飯はまた今度行こやって大吾くんに言われて
別れ際に何度もお礼を言ってから
俺の家に帰ってきた。
長尾「ふぅ...」
すごく楽しくて幸せな1日やったけど、ツアー明けやしちょっと疲れたかも。
疲れたと言ってもはぁ〜楽しかった〜！って感じの幸せな疲労感なんやけどね。
2人でベッドに座って、壁にもたれて
特に何をするわけでもなく、
ただお互いの温もりを感じるだけのゆったりした時間。
ぽけーっとしてたら駿がこてんと俺の肩に頭の乗っけてきた。
お、これは貴重な駿の甘えモードや
え、甘えたいん？可愛いなぁ！とか
いらんこと言ったらツンツンしてくるから何も言わずに右手を駿の肩に回してそっとサラサラの髪を撫でる
駿の甘えたモードを堪能してたら急にお互いのスマホの通知がうるさくなった。
くぅ、いいところやったのに！笑
道枝「...わ、みんな今日のやつ送ってくれてる」
長尾「ほんまや、嬉しいなぁ...」
最初は無視しててんけどあんまり止まらへんから見てみたら今日の写真と動画をメンバーのみんなとマネージャーさんが送ってくれてた。
もう一度きゅっと寄り添って駿のスマホで1枚ずつスクロールしていく。
道枝「....俺たち、幸せ者やね」
家族やメンバーのみんな、
社長、マネージャーさん。
今日来て下さったカメラマンさんにメイクさん。
みんなお祝いしてくれて...
お仕事頑張って、幸せになって恩返ししなきゃって柔らかく笑う。
駿のそういう律儀で頑張り屋で、感謝できるところ俺はすごく好きやし尊敬してる。
でも1人でなんでも頑張ろうとするのはあかんとこ笑
長尾「そうやね。2人で一緒に頑張ろ。ほんで幸せになろ」
道枝「うん。ねぇ謙杜」
長尾「んー？」
道枝「ありがとう」
それだけ言ってさらに擦り寄ってくる。
なにがありがとうかは言ってくれへんのや笑
相変わらずツンデレ不器用ちゃんやなぁ。
でも駿が俺に伝えたい事はなんとなくわかるから、今はその一言と気持ちだけ受け取っておく。
いつかは駿の言葉で全部聞かせてほしいな。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
