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長尾side
ウエディングドレスって女の子にとって一生に1回しか着れへんすっごい大切な憧れのものやん。
まぁ駿は女の子ちゃうし、
着るのドレスちゃうけど
一応立場的には俺のお嫁さんな訳やん？
やから駿にとってタキシードって
すんごい大切なんちゃうかなと思って。
俺ですら、
雑誌とかドラマの撮影じゃなくて自分が自分のために着るタキシードは特別やなって思うし。
せっかくなら俺らふたりのためだけのものを作りたいと思って駿に内緒でデザインした。
もちろん駿とカタログ見てマネージャーさんに何着も取り寄せてもらって事務所で試着して決めたタキシードも
一緒に決めたっていう大事な思い出があるから我儘言って2パターンで撮らせてもらう事にした。
撮影前やのに泣くなというマネージャーさんの言葉をすっかり忘れて嬉し泣きする駿。
マネージャーさんは優しい目で見守りながら
俺ら2人のことをスマホで撮ってくれてる
駿に喜んで欲しくて、
もっともっと好きになって欲しくてかっこつけてるけど、これなかなか恥ずかしいな笑
長尾「さ、着替えよか」
道枝「うんっ...こっちから着たい」
長尾「わかった、じゃあこっちからね」
駿が指したのは2人で決めた方。
楽しみは後に取っておくタイプな笑
道枝「...どお？」
長尾「うん、やっぱり似合ってる。かっこいいし可愛い」
道枝「ありがと...謙杜もめっちゃかっこいい」
長尾「ふふ、嬉しい」
フィッティングの時に何回も見たけどやっぱりスタイルが良くて、柔らかい雰囲気の駿に
純白のタキシードはめちゃくちゃよく似合ってて
抱きしめ倒したいぐらいに可愛いのに
あまりにも透明感がありすぎて儚さすら感じるけどゆるゆるのほっぺたが幸せいっぱいなのを表してて俺も幸せ。
お互いの人生をもらうって意味を込めてメンバーカラーをテレコにしたブートニアが
結婚するんやって実感を湧かせてくれて、じわぁって胸が熱くなった
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作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
