・ ページ26
.
長尾side
せっかくやしどっかのスタジオ借りようとかロケもありかなとか思ってんけど、
どこから情報が漏れるか分からんから
事務所の部屋でマネージャーさんと俺らと
極々限られたいつもお世話になってるスタッフさんだけで写真を撮ることにした。
やっぱ結婚発表やし、
きっとこれが前撮りになるし、白ベースのシンプルでナチュラルな感じがええなぁと思って
ある程度のイメージをマネージャーさんに伝えてあとはお任せで美術をオーダーした。
駿と2人で考えよかなって思っててんけど、美的センスないから！って逃げられた笑
マネージャー「どう？ええ感じやろ？」
道枝「....すごぉっ」
長尾「えっ..ほっ、ほんまにええんですか？」
さっきまで泣いてたくせにもうドヤ顔してるマネージャーさんに連れられて入った部屋は
柔らかな白で統一されてて
淡い色味の7色のお花が控えめに、でもおしゃれに飾られてるし
おしゃれなイスとか小道具も用意されてる
照明もカメラも全部組んであって
想像以上すぎる....
具体的なオーダーはしてへんかったからまさかこんなに素敵にしてもらってるなんて...
完全にフォトスタジオやん...
ええんかなこんな贅沢....
マネージャー「あ！撮影前やから泣くなよ！目赤なるぞ！」
道枝「ほんまにありがとうございますっ...」
長尾「泣かへん方が無理やんっ...ありがとうございます」
マネージャー「あちゃー....まぁ、でも喜んでくれて嬉しいわ。じゃあ着替えよか」
マネージャーさんに言われてカバーのかかったラックの前に立つ。
駿、喜んでくれるかなぁ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
