真夏の太陽と月が愛しあうとき-3- (ページ24)

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道枝side

たまには素直に好きを伝えたくて、

伝えてみたらたくさんキスをくれて

俺も嬉しくて幸せでそれに応えてたら電話が鳴った。

マネージャー『2人とも早よ下降りてこい！』

道枝『ひっ..すいません！すぐ降ります！』

長尾「うわっ！やってもうた！！」

慌てて通知見たら何件もマネージャーさんから連絡が来てたし、迎えの時間も少し過ぎてた。

....仕事やなくてよかった

いや、遅刻してる時点でよくはないんやけど...

道枝「ほんまにすいませんっ！」

長尾「すいませんでした！！」

マネージャー「どうせ朝からイチャイチャしとったんやろ〜？」

仕事やったらしばいとったわ〜なんて笑い飛ばしたマネージャーさんの運転で事務所に向かってまずは社長室へ。

結婚発表の時に出す文書をチェックしてもらうために社長とチーフマネージャーとマネージャーさんたちに集まってもらった。

もう完全に認めてもらってるけどやっぱりちょっと背筋が伸びるというか、そわそわする。

そんな俺を見て社長はニッコリ微笑んだ。

社長「まずツアーお疲れ様。いいコンサートだったよ」

道枝・長尾「ありがとうございます！」

社長「じゃあ早速、見せてもらおうか」

長尾「よろしくお願いします」

道枝「お願いしますっ」

結婚を認めてもらってから

謙杜と時間がある時にお互いの意見をすり合わせて何度も何度も作り直したファンの方へのメッセージ。

どうしたらファンの方を悲しませないか

どうしたら応援したいって思ってもらえるか

どうしたら俺たちの関係を認めてもらえるか

どうしたらいろんな愛の形、家族の在り方があることが伝わるか

いろんなことをたくさんたくさん考えた。

字が下手なりに一生懸命、気持ちを込めて書いた。

社長「.....うん、すごくいいね。このまま行こう」

道枝・長尾「ありがとうございます！！」

薄ら目に涙を浮かべた社長は本当に成長したねって感慨深そうに笑った。

マネージャーさんたちも一通り目を通してくださって、やっぱり社長と同じような反応やった。

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