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長尾side
道枝「嬉しいなぁ...ありがとう」
長尾「こちらこそありがとう」
2人揃ってキラキラ光る指輪のついた左手を重ねて見つめる。
ツアー期間中、
結婚発表に向けてちょっとずつ時間を見つけては色々と用意していく中で
2人でたくさんカタログとかホームページを見まくって
良さそうなものをいくつかマネージャーさんにお願いして事務所に取り寄せてもらって
ピンと来たのがこの指輪。
プラチナのシンプルなデザインやけど内側に名前を彫ってもらった。
駿の指輪には俺の名前、俺の指輪には駿の名前。
これからの俺の人生全部を駿にあげるっていう意味と駿のこれからの人生全部に俺が責任持つっていう意味で。
もちろんその逆も然り。
ロマンチック好きな駿に提案したら目をきらっきらに輝かせてて可愛かってんなぁ笑
道枝「あっ！ちょっと待っとって」
パタパタと足音を立てて消えていった駿は嬉しそうな顔してすぐ戻ってきた。
なんかいいこと思いついた時の顔しとる笑
道枝「見て！！」
長尾「...あぁもう、可愛すぎ！」
じゃーんって駿が見せてくれた左手にはさっきの結婚指輪とその上に婚約指輪がキラキラと輝いてる
ぎゅっ
道枝「わっ....謙杜、ほんまにありがとう。
俺な、謙杜のこと好きになって幸せやで？」
長尾「んもぉ..そんな可愛いこと言っちゃうん反則やん〜っ」
駿が愛おしくてたまらなくて抱きしめたらこんな可愛いこと言われるなんて、もう愛が爆発するて。
ぐっと熱くなった目頭を誤魔化すかのように駿の唇を奪った
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作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
