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長尾side
数ヶ月続いたツアーを終えた身体は元気なつもりやったけどそれなりに疲れてたみたいで
珍しく駿に起こされて目が覚めた。
朝からニコニコして嬉しそうやなぁ笑
俺としては寝起きの駿を見逃してもうてちょっと悔しいけど、ご機嫌な顔見れたし
寝坊助な駿の寝顔は毎日見れるからよしとしよう。
ツアー直後やから冷蔵庫に食材がそんなに無くて簡単なものしか作れへんかったけど
しっかり朝ごはん食べてそれぞれ支度する。
長尾「駿〜来て〜！」
道枝「はーい！ちょっと待ってー！」
どしたんー？って焦ることなく寝癖の取れた頭を掻きながら不思議そうにリビングにやってきてすとんと俺の横に座った駿。
こういうのんびりマイペースなところも好き笑
長尾「左手出して」
道枝「あっ...」
なんのことかすぐわかったみたいで
ぽって駿の頬っぺたが紅く色づく。
はい、可愛い！
長尾「ん、似合ってる」
道枝「っ....謙杜も左手出して？」
そっと優しく、
少し震える手で俺の左手をとって
いくで？って俺を見つめる。
なに？！緊張してんの？！
めっちゃ可愛いんやけど！！
俺が頷くと左手の薬指にそっと指輪がはめられた。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
