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長尾side
2人してたくさん泣いて
やっと駿の気持ちが前向きになって一安心。
ゆっくり休ませてあげたいからサクッとお風呂済ませて早々にベッドに寝転んで電気を消した
道枝「....謙杜、起きてる？」
長尾「うん。どうした？気持ち悪くなっちゃった？」
道枝「ううん....俺さ本気で身体のこと嫌いなわけちゃうねん」
長尾「うん」
真っ暗やし、仰向けで寝てるから隣で寝転ぶ駿がどんな表情してるかはわからへん。
道枝「ただ...悔しかってん。どこにぶつけたらいいかわからんくて.....悲しませてごめん....」
長尾「ちゃんとわかってるで
身体のこと本気で嫌いやって思ってないことも
悔しかったことも、抱えきれんくなってもうたことも。」
いっぱいいっぱいなるまで我慢させてごめんなって
駿の方に体を向き直して
そっと手を伸ばしてサラサラの髪を撫でる
道枝「....好き」
長尾「俺は愛してる」
そんなかわいいことを言って摩り寄ってきた駿をぎゅっと抱きしめる。
あーかわいいなぁ...
数時間前まで体調悪いのに我慢して、
平気なフリしてオラオラとなにふぁむのこと煽ってた人とは同一人物と思えへんなぁ
長尾「もう八つ当たりでも身体のこと、嫌って思ったり言ったりしたあかんで？」
道枝「...うん」
約束やでって駿を包む腕にきゅっと力を込める。
どこにぶつけたらいいか分からなくなって
人とか物に当たらずに、自分を責めてしまうのはきっと駿が優しすぎるから。
だからその優しさをもっともっと駿自身に向けてあげて欲しいな、なんて思いながら穏やかな寝息をBGMに目を閉じた。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
