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道枝side
ホテルに帰ってきて自分たちが泊まってるフロアのエレベーターホールでいつも通りお疲れ様〜って挨拶する
大橋「みっちー、とりあえず今日はいっぱい謙杜に甘えてゆっくり休みや」
道枝「....みんな今日は心配かけてほんまにごめんなさい」
西畑「謙杜、みっちーのこと頼んだで」
長尾「はーい」
おやすみーってそれぞれ部屋に入っていくのを見届けて
俺も謙杜と部屋に入る
長尾「駿、ここ座って」
道枝「....ん」
先にベッドの端に腰掛けた謙杜はトントンって隣を叩く。
無理したこと、怒ってるかな...
ぎゅっ
長尾「がんばった。ようがんばったよ...」
道枝「んーんっ...おれっ.....ぜんぜんあかんかったっ..」
落ち着く匂いと温もりに包まれて
頭を優しく優しく撫でられて、
我慢していた情けなさと悔しさと申し訳なさが涙になって一気に溢れて止まらない
道枝「...っ..歌もダンスもっ...
MCも、ファンサも.....移動も..ぐすっ..ちゃんとできんかった....
もっとこうしよ、ああしよって思っとったのにっ....一個もできひんっ..ぐすっ....」
うんうんって背中をトントンしながら聞いてくれる謙杜は、否定も肯定もしない
それをいいことに俺は
道枝「もぉっ...こんな身体っ..」
長尾「駿！それ以上言ったあかん！！」
絶対言ってはいけない言葉を言いそうになってしまった。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
