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道枝side
大西「...みっちーちょっとだけで走れる？」
道枝「んっ...行ける」
大西「みっちー、引っ張ってー！笑」
最後は花道とか外周を元気よく回るパート。
おんぶは前半に恭平にしてもらったからもう使えへん。
けどトボトボ歩くわけにもいかん。
もうラスト2曲。
やるしかない。
俺は流星くんの手を取って前を行くけど
もう全く力が入らなくて、流星くんがしっかり握ってくれてやっと繋いでる状態。
握られた俺の手は後ろに軽く引かれてる
流星くん、わざとへばってるフリしてゆっくり行かせてくれてるんや....
なんとかメインステージまで戻って、ラスト1曲を歌い切って
7人並んで手を繋いで
お客さんにまたねー！って手を振って捌けた後
ゆっくり演出用の照明が全部消えて、客電だけになるのを監視モニターで見届ける
よかった....
いや、迷惑かけまくりやし、ちゃんとできてへんから良くはないんやけど
お客さんの前で倒れるとか、
途中で降りるとかは避けられた....
安心したらふっと脚の力が抜ける。
あ、やばいっ...
長尾「みっちー？！みっちー聞こえる？！」
道枝「....っ..」
なんか返事せなって分かってるけど
自分が思ってるより限界の身体は謙杜の腕の中で何もできず、目を閉じた。
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作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
