Chapter4 ページ1
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道枝side
うわぁ最悪や...
ギリギリ乗り切れると思ってたのに地方公演の最終日の今日、生理が来てもうた....
一応謙杜には言っといたほうがええかな...
今回のツアーでも生理被った日もあったけど、3日目とかでしんどくなかったしなぁ
最近そんな重くなかったから今回も大丈夫やとは思うんやけど...
去年も生理被って黙ってやって
公演自体は大丈夫やったけど、楽屋戻ってから限界きてめちゃくちゃ怒られたからなぁ...
一応伝えとくか...
怒ったら怖いし...
道枝「なぁ、謙杜」
長尾「んー？どしたん？」
道枝「生理きてもうた...まだしんどいとかないけど一応.....」
長尾「ん、言うてくれてありがとう。ちょっとでもきつなったらすぐ言いや？」
よしよしされてまだ時間あるし休んどきとソファに座らされる。
今回も軽く済んだらええなぁ....
そんな俺の願いは昼過ぎにはいとも簡単に打ち砕かれた。
長尾「みっちー？大丈夫？」
道枝「ながおぉ〜...お腹痛い...」
長尾「...痛いなぁ..なんか温かいの飲む？」
道枝「飲む...」
不安で、大丈夫って言ってほしくて楽屋やしみんなおるけど、帰ってきた謙杜にうだうだと抱きついてみる。
長尾「よし、ハーブティーあったよな？淹れてくるからちょっと待っとって？」
道枝「...嫌や、行かんとって」
長尾「温かいの飲まんでええの？」
道枝「.....飲み物より謙杜の方がいい。行かんとって」
はぁ...
なんてめんどくさいんや俺は。
自分でも引くめんどくささやけど生理しんどいし、コンサートちゃんとできるか不安やしで
こんな小っちゃい子みたいに駄々こねたいわけちゃうんやけど、気持ちがコントロールできんくて駄々こねてまうねん。
楽屋でこんな状態でしかも謙杜って呼んでもうたし
メンバーのみんな引いてるやろな....
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作者名：みるく | 作成日時：2024年1月14日 10時
