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「遊園地来たの久しぶりやなぁ…」
「あはは、確かに」
絶叫系を周り終わり、休憩としてベンチに座ったところで椎名はそう呟いた。
椎名はずっと家に引き込もっており、遊びにいく友人も特に居らずほとんど遊園地に来たことがなかった。
そして剣持も放課後や休日は部活で埋まっており、たまにある休みは家で過ごすか除霊をするかでほとんど行かなかった。
だからこそか、二人は意気投合してハメを外して遊んでいた。
…そして、
「ああああ無理無理無理!!剣持先行って怖い!」
「うるせぇ!お前いつも本物視てるだろ!」
「こっちはガチで脅かせにきとるんやで!?」
お化け屋敷。
この遊園地のお化け屋敷は怖すぎると有名で嫌がる椎名を引っ張って剣持は中に入ったのだった。
剣持はいつも本物を視ているのだから大丈夫だろうと思っていたが…そんなことはなかった。
「あああなんか音したって剣持助けて!」
「ちょ、待ってこれ本当にこわ…」
その時、スッと椎名の背後に脅かせ役のスタッフが現れ、後ろに気配を感じた椎名はヒュッと息を飲んだ。
「いやあああああ!!!!」
「っえ、ちょ椎名!?」
大きな悲鳴をあげて剣持を置いて走っていく椎名。
お化け屋敷の中は当然暗く、すぐに姿を見失った。
そして、このお化け屋敷は迷路になっている。
難易度の高い迷路に加えてレベルの高いお化け達。
このお化け屋敷が怖すぎると言われる理由であった。
そしてまあ当然…
「嘘だろ?椎名どこいった…?」
「ひぐっ、けんもちぃ〜…」
二人は迷路に迷い、はぐれていた。
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もめん - えのきんきんさん» ありがとうございます! (2022年4月25日 0時) (レス) id: 0e89e6a4c8 (このIDを非表示/違反報告)
えのきんきん(プロフ) - 最高です……!! (2022年4月23日 22時) (レス) @page33 id: 4af4b18def (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もめん | 作成日時:2022年2月20日 1時