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「っあー帰って来たぁ〜」
「はぁ…流石に疲れたな」
少女を封印した後、あの思い出の場所は消え去って椎名と剣持はもとの場所へ戻って来た。
「あーにしても剣持ロリコンやったとはな〜」
「何でバレてるんだよ」
「だってあの女の子見る目キモかったもん」
「悪かったな!!」
実際、椎名はドン引きしていた。
そんな軽口を叩き合い、ふーっと息を吐いた。
「…なぁ剣持、」
「うん?」
椎名は言いずらそうに小さく口を開いた。
「また、一緒に除霊せん?」
椎名にとって、この除霊は悪いものではなかった。条件とか出して偉そうにしていたが、椎名は剣持との相棒を続けたいと思っていた。
それに対して、
「…え、相棒じゃなかったっけ」
「は、」
剣持は、さも当然かのようにそう言った。
剣持は椎名のことを相棒だと思っていた。
それだけで、椎名は嬉しくて口角が上がった。
もちもちコンビ、最初の除霊が完了した。
「よーし、除霊ヨシ!」
「なんだよそれw」
「除霊完了したら言うんやってほら!せーのっ」
「ええ…?w」
「「除霊ヨシ!!」」
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もめん - えのきんきんさん» ありがとうございます! (2022年4月25日 0時) (レス) id: 0e89e6a4c8 (このIDを非表示/違反報告)
えのきんきん(プロフ) - 最高です……!! (2022年4月23日 22時) (レス) @page33 id: 4af4b18def (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もめん | 作成日時:2022年2月20日 1時