・ ページ40
S.M.side
…お腹痛い…っっ…
「…はぁ…はぁ…」
何回も何回もギューで襲ってくる痛みで
お腹を抱え込む
今日1日だけでトイレに何回入ったか
数えられない
しかも全然お腹の調子が良くならなくて
今回も30分くらいトイレに篭ってると思う
少し落ち着いたから一度戻ろうかな…
勝利も心配するだろうし
そう思って
トイレの鍵をあげて廊下に出た途端
「…ぁ…はぁ…はぁっっ…」
急に体の平衡感覚がなくなって
廊下がぐわんぐわんと大きく揺れる
歩けそうにもなくて
そのまま廊下に倒れこんだ
「ちょっ…聡⁉︎
大丈夫⁉︎ しっかりして！！」
勝利がなにか叫んでいるのは分かったけど
頭がボーとして働かなくて
そのまま、意識を失った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
S.S.side
…どうしよう。
どうしよう、どうしよう、どうしよう！！
とりあえずこのままじゃいけないのは直感で分かって
廊下にぐったりな聡を
何とかソファーに寝転ばせた
勝「…脱水症状？」
Google先生で検索したら
聡の症状にピッタリ当てはまるものを発見
手足もだいぶ冷たくなってるし
口の周りもだいぶ乾燥しているように見える
やっぱり水分は摂らなきゃいけなかったのか…
こんなに酷い状態にさせて初めて気づく自分が
腹立たしい
でも治療を調べると
『病院へ行ってください』って書いてあるのみ
…免許取ってない俺へのイヤミですか？←
結局、
スマホは肝心なところで役立たずだったから
冷えすぎてる手足を温めていると…
勝「聡⁉︎ 分かる？」
聡「…うん……」
1時間後ぐらいに意識が戻って
本当に安心した
聡「…ごめん…俺、倒れたんだね…」
勝「そんな事気にしなくていいから。
少し水分とろっか。」
聡「…ありがと…」
無理させないように
何とかコップ一杯のポカリを飲ませた
でも、飲んでくれてホッとしたのも束の間
聡「…ゲホッゲホッ…おぇぇ…」
勝「気持ち悪いね…」
ポカリを飲んだ30分後には結局戻しちゃったし
聡「…ちょっと、トイレ…」
勝「大丈夫？ 冷える前に戻っておいでね？」
お腹を下すのも全然治らなくて
ほんの少し落ち着いたと思った時には
日が傾いていて、辺りは暗くなっていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 921人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麻希 - ページ３０で、なりやら。になってますけど、誤字ってないですか？ (2018年3月26日 0時) (
レス) id: 7e03a04c88 (このIDを非表示/違反報告)
勝利大好き - 最高！ (2017年8月21日 13時) (レス) id: f274ff8fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺーぴ - すごくおもしろくて、色々話の中の出来事を想像することができました。続編も楽しみにしてます！ (2016年5月9日 18時) (レス) id: d47c3b07d9 (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - ゆうさん» わざわざ感想送っていただきありがとうございます(*^^*)楽しんでいただけたようで本当に嬉しいです。これからも楽しんでいただけるように頑張ります！ぜひまた気軽にコメント送ってくださいね^ ^ (2016年5月5日 10時) (レス) id: 97461dbace (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - あき♪さん» 少し遅くなってしまうかもしれませんが気長にお待ちください>_< (2016年5月5日 10時) (レス) id: 97461dbace (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マロン
| 作成日時：2016年4月2日 15時
