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S.S.side
健「いい？ 風磨に何かあったら絶対メールしてよ！！」
聡「健人君、その話5回目だよ？
大丈夫だから行っておいで。」
朝から玄関で繰り広げられてる茶番劇
何回もくどくど同じ事言う健人くんに
ずっと付き合ってる聡は本当に偉いと思う
健「ほんとに分かってるのか、聡。
風磨昨日からまた熱が上がって…」
勝「分かったから。
もう行かないと遅刻するよ。」
あまりにも聡が不憫で俺が一言言ってやったら
凄い名残惜しそうに大学へ行った
聡「勝利、ほんとにありがとう(笑)」
勝「あれぐらいガツンと言わないと
健人君はしつこいですよ？」
聡「今日、ちゃんと大学集中出来るのかな？」
勝「絶対出来ないでしょ。」
聡「ほんとだよね(笑)」
風磨君がインフルエンザになって早6日
なぜか熱が一向に下がらなくて
健人君はずっと付きっ切りで看病していた
だけどずっと大学休みっぱなしじゃヤバいし
今日の授業は必ず受けなきゃいけないらしいから
俺らが看病する事に
聡「失礼しまーす。
…あれ？ 起きちゃった？」
風「なんか…頭痛くて…」
聡「頭痛薬飲む？
あっでもその前にご飯食べなきゃ。
ちょっと俺、作ってくる。」
一言そう言ってバタバタ出ていった聡
俺はぐったりしてる風磨君と二人きりになっちゃって…何と無く気まずい(笑)
いっつも風磨君の方がお喋りだから
こんな静かだと調子狂う…
風「今日、中島は…？」
勝「健人君？ 健人君は大学行ったよ。
昨日言ってなかった？」
風「…あんま覚えてないかも。」
勝「熱高いから記憶も曖昧なのかな…」
昨日の夜はまた38.0℃後半になっちゃって
健人君がアワアワしてた
一回少し下がったのに
ここにきてまた上がっちゃったんだよね…
…あってか、今日熱測ってないかも
勝「ちょっと俺、体温計取ってくるわ。」
風「…あっ…うん…」
勝「…どうかした？」
風「……」
なぜかジーと俺を見てくる風磨君
不思議に思って声をかければ
気まずそうに目を逸らされた
勝「…やっぱ、聡に持ってきてもらおっかな」
風「…ん…」
めっちゃ不器用な風磨君のちょっとした甘え
きっと一人になりたくなかったんだと思う
熱出ると甘えたくなる気持ち、分からなくもないし
健人君みたいに甘い言葉は言ってあげられないけど、
せめて側にはいてあげたくて
健人君が帰ってくるまでずっと風磨君の側にいた
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麻希 - ページ３０で、なりやら。になってますけど、誤字ってないですか？ (2018年3月26日 0時) (
レス) id: 7e03a04c88 (このIDを非表示/違反報告)
勝利大好き - 最高！ (2017年8月21日 13時) (レス) id: f274ff8fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺーぴ - すごくおもしろくて、色々話の中の出来事を想像することができました。続編も楽しみにしてます！ (2016年5月9日 18時) (レス) id: d47c3b07d9 (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - ゆうさん» わざわざ感想送っていただきありがとうございます(*^^*)楽しんでいただけたようで本当に嬉しいです。これからも楽しんでいただけるように頑張ります！ぜひまた気軽にコメント送ってくださいね^ ^ (2016年5月5日 10時) (レス) id: 97461dbace (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - あき♪さん» 少し遅くなってしまうかもしれませんが気長にお待ちください>_< (2016年5月5日 10時) (レス) id: 97461dbace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マロン
| 作成日時：2016年4月2日 15時
