強引 ページ26
「ちょっと強引だったかなぁ」
先日、Aの他校への練習参加を半ば強制的に行かせることにした俺は少しだけ罪悪感を覚えていた
もちろん、部長として間違った判断をしたとは思っていない。けれど、本人が嫌がっているのに良かったのか、と考えてしまう
「Aって顔に出ないからわかにくいもんなー」
ほかの1年のように直ぐに顔に出てくれればこっちとしても対応しやすいのにと思いながらスガに頷く
「部活でもちょっと一線引いてるとこあるよな、遠慮してんのかな?」
「いや絶対遠慮ではないべ」
やる気がない。その一言で片付けてしまっていいのか分からない。
Aは月島と交換出てたり、ばてたり怪我をした選手の代わりに試合に出たりしているが、レギュラーでは無い
北川第一中出身なだけあって技術はピカイチ、身長だって月島ほど行かなくてもある程度ある。
けれど、レギュラーになれない。その理由は明確できっと本人もわかっているだろう。
諦めの早さがAは人一倍なのだ
中学の影山も試合中かなり怒っていた記憶がある。無理だと思ったボールはおわないし、スパイクでも相手のブロックが3枚だと適当に打つ
適当に打ってブロックに捕まらないようにする、それも1つの方法ではあるだろうが、無理と思っても追えるボールは追った方がいい。
そこが、日向に劣っている。跳力を例外としての話だけれど。
月島も諦めたりはするものの、なんだかんだ、身長が高いから人よりバレーボールに有利だったりする
もう少し本気でやってくれれば、烏野ももっと上にいけるのになんて思ったりしてしまう
「せめてあと少し頑張ってくれねーかなぁ」
そんな会話をしながら俺らは屋上へ足を進めた
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Karen(プロフ) - 琥珀さん» ただいま下書き制作中の段階なので公開までもう少しお待ちください、出来次第全体公開に変更する予定です!読んでくれてありがとうございます、早く続きを公開できるように頑張りますね! (2022年3月21日 2時) (レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - こんにちは。今日はじめて作品を読ませてもらいました!とっても面白く続きを読みたいのですがパスワードを教えて貰えないでしょうか?これからも応援させていただきます! (2022年3月21日 1時) (レス) @page29 id: 3ae0d96e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌恋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時:2020年5月15日 14時