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「おお!こんなとこでほんとに食ってんのか!」
屋上へ来た誰かの正体はバレー部の3年生男3人だった
「…はぁ」
なんの許可もなしに僕の隣に腰を下ろしご飯を食べ始める3人。旭さんだけは若干遠慮がちだ
(明日からは別の場所探そう)
明日もまた来られたのではたまったものではない。僕はあくまで静かな場所に居たいのだ
「他の奴と食べねーの?友達とかさ」
「…必要性を感じないので」
何故わざわざそんなことを聞いてくるのか。別にどこにだって1人でお昼を食べる人くらい居るだろうに
「学校楽しいか?」
この質問はココ最近でも沢山答えた気がする。だいたい部活の先輩になんでこんな事を聞かれなければいけないのだろうか
「…普通ですけど」
僕が答えると、大地さんは満足そうに頷き「部活は?」と聞いてきた
「…普通です」
「そっか」
そこまでずっと黙っていた旭さんがようやく口を開いた
「Aはレギュラーなりたいとか思わないの?」
と。そしてその後慌てたように、えっとそういう意味じゃなくてなどと言う。別に僕はそんなに慌てなくてもいいのになんて思いながら黙って慌てている様子を見る
才能が僕には無いのだ。才能の無い僕が必死に練習したところで天才には敵わないし、滑稽なだけだ。
「…特には」
「冷めてんなぁ」
なんて言いながら僕の方に手を置くスガさん
決して冷めてるのではなく僕は現実を見ているだけだ
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Karen(プロフ) - 琥珀さん» ただいま下書き制作中の段階なので公開までもう少しお待ちください、出来次第全体公開に変更する予定です!読んでくれてありがとうございます、早く続きを公開できるように頑張りますね! (2022年3月21日 2時) (レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - こんにちは。今日はじめて作品を読ませてもらいました!とっても面白く続きを読みたいのですがパスワードを教えて貰えないでしょうか?これからも応援させていただきます! (2022年3月21日 1時) (レス) @page29 id: 3ae0d96e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌恋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時:2020年5月15日 14時