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高2の夏、
いとこ同士は結婚できることを知った。
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｢ったあー…｣
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じめじめする暑さ、ガンガンする頭
痛むお腹。
いわゆる女の子にしかわからない
痛みがひどく続き、保健室で休んでいた。
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｢Aー…大丈夫？｣
｢あ、大介兄ちゃん｣
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1つ上でいとこの大介兄ちゃんが
心配そうな顔で覗いていた。
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｢辛そうだなー…風邪？｣
｢いや、うん…｣
｢ほんとはサボりだったりして｣
｢いや、違うくて、｣
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"女の子の日なの"
恥ずかしさをぐっと堪えて言うと
大介兄ちゃんは顔を真っ赤にして俯き、
"ごめん、"と言った。
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｢辛い…な？｣
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ぽんぽんと頭をなでてくれた大介兄ちゃん。
その手が温かくて、くすぐったくて
目を瞑った。
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｢なあ、知ってる？｣
｢ん？｣
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あの日から私たちの中で
何かが変わった。
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｢いとこって結婚できるんだって｣
｢ふーん…｣
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まだ頬を赤くしている大介兄ちゃんは
私の頭の横に手をついて身を乗り出した
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｢兄ちゃっ…｣
｢これは二人だけの秘密な｣
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大介兄ちゃんの唇が
私のそれと重なった。
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し - 続き気になります！！！！ (2017年12月15日 20時) (
レス) id: 6d91d71f1a (このIDを非表示/違反報告)
えり - 本当に続きが気になる… (2017年7月17日 1時) (レス) id: 7ef9029f91 (このIDを非表示/違反報告)
みゆか - この小説を読んですっごく元気がでました！ 藤村さんと小林さんが大好きなのですごく嬉しかったです！ どうか更新おねがいします！！ (2017年7月16日 22時) (レス) id: 7ef9029f91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんかく。 | 作成日時：2015年6月28日 21時
