33.気付けない ページ42
「お前、それは快楽じゃねぇ、
ただ無様に逃げるたけだ。」
わかってる。
自分から死を望む、
それはただ、現実から目を背けて
逃げるだけなんだよ。
でも、弱い私にはそれしか出来ないんだよ
「誰が弱いって？よく言うわな。
僕はお前の前世、んでもって暗殺者だぞ
てめぇが弱くてたまるかよ」
私の前世が、暗殺者…。
まあいいや、だったら
『これは前世のせめての償いだよ。』
「あ、うまく言いくるめてんな、
結局逃げてるだけだろ、つまんねぇよ。」
ごめん。
でも、研磨ももう私には気付いてくれない
ならいっそ、
誰も気付けなくさせようと思ったの
こんな生きる意味もない
哀れな私には良いと思わない？
「ホント無様だわ、
でも、誰も気付けないっつうのは
なんか気に入った、から許す。
けど、アイツになにも残さねぇのかよ？」
アイツは研磨のこと。
確かに手紙くらい書いてもよかったけど、
誰も気付けないなら、
私の存在の証拠は不要でしょ？
「あぁそうかよ、
じゃ、とっととしろよ。」
そうだね、階段を
かけ上がってくる音が聞こえる。
ここまで焦ってるのは
危機を感じてるから、かな？
まあバイバイ
軽い足取りで一歩、踏み出した。
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恋雪 - ハッピーエンドもバットエンドも両方涙腺崩壊しました…。研磨も一緒に死んでいたことにいろんな意味で感動しました…。とってもいい作品でした！ (2022年5月15日 23時) (
レス) @page50 id: 3d9c8d2749 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 投稿からものすごく遅くなってから知り、なぜもっと前に読まなかったんだろうと、落ち込んでいました。最後のhappyend batendで号泣していました。素敵な作品を作ってくれてありがとうございます。 (2020年3月12日 23時) (レス) id: 24b6aad6da (このIDを非表示/違反報告)
凛斗(プロフ) - 雪さん» まだ読んでくださる人がいると思っていなかったのでむしろ感激です。わざわざコメントありがとうございました！ (2019年1月6日 8時) (レス) id: f94ac3bb5b (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 今日この作品を知り、読み終えた者です。読み進める度に心臓がドクドクとなっていました。素晴らしい作品をありがとうございました。もっとはやく知りたかったなと思いました笑こんな時間にコメントしてしまってすみません。 (2019年1月6日 2時) (レス) id: f61604c0e6 (このIDを非表示/違反報告)
凛斗 - ハザマさん» ありがとうございます！！自分にはもったいないお言葉です！！近々新作を出せたらなぁ…と、思っています！ (2016年1月13日 20時) (レス) id: 647f8bdb7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛斗 | 作成日時：2015年9月23日 19時
