雪解けに最後の接吻を K.T (ページ6)

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厳かな儀式ページ6

…

『あんただれんんんん…んだよ！口塞ぐなよ！』
『いいから、ちょっと静かにしてよ！』
『あ？んだよ。変なやつ…』

私は後ろから覆いかぶさるように彼の口を塞ぎながら自分の体も傾けてカーテンに耳を当てる

『なんかさー、最近4組の向井がうざくてさー、ちょっと喋っただけで馴れ馴れしいっつーの！』
『ほんとアイツきもいよね』
『梨莉もそう思う？』
『うんうん。』
『ちょっとー、あんた達男遊びも大概にしときなさいよ～』

こういうことをはっきり言えるのはさすが美香先生だと思う。
私は再び会話を聞こうと身を傾けるとシャツが引っ張られた

『ん？』
『ん。』
『なによ。』
『いや、べつに？なにしてんのかなーて。』
『なんでもいいでしょ。』
『言わなかったらさ…』
『言わなかったら…何？』
『いや、べつにさ、ここであんたをこのカーテンから突き出して男と同じベッド入ってきました～って言ってもいいんだけど。』

『うぎゃ、』

絶叫しようとしたけど、場を弁えて止めたところ変な声が出てしまった。

『ふっ、変な声。』
『しょーがないでしょ。』

…

『ねぇ、美香先生…なんか話し声聞こえない？』
『そう？あんたたちが遊んできたおとこが恨んで呪いに来たんじゃないの？』
『呪いて…！まだ生きてる生きてる笑』

…

『ふぅ…美香先生グッジョブ。危うくバレるところだった』
『あんたがでかい声出すからだろる自業自得だね？』
『君がそーやって、煽るようなことしてくるからでしょ！』
『さぁ、どーだか。』
『あのさ、これからは私はこれに書くから君もこれにレスして？』
『んまぁ、いいよ。』