声恋【江口拓也】

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貴方side




カーテンの隙間から漏れる光に目を覚まして欠伸をしながらゆっくりと体を起こした


ん〜よく寝た〜
昨日は楽しかったな〜久しぶりに騒いだから疲れたのかぐっすり寝ちゃった笑
それになんだかいつもよりベッドがふかふかで寝心地が良くて……ん？
あ、あれ？ここって…




江口「あ、起きた？」

貴方「…………！？！？！？」




江口さんの姿に一瞬ポカーンとしてからパニックで部屋と江口さんを何度見もした

えっ、な、えぇ！？！？なんで、あれ私昨日どうしたっけ…？

1人でパニクっていると江口さんが視線に合うようにしゃがんでくれた



江口「Aちゃん寝ちゃって起こそうとすると怒るから朝まで放置しちゃった、ごめんね笑」

貴方『ごめんなさいごめんなさい！！』




ベッドの上で何度も必死に謝ると江口さんは怒った素振りも見せずただ笑ってくれた

最悪だ…自覚はしてるけど私は寝てる時機嫌が悪い…
粗相なことしてないといいけど…
って人様の家で勝手に寝てること自体粗相な事だよね。江口さんはどこで寝たんだろ…
チラッと目に入ったソファーには毛布が掛けられていて全てを察した私はまた必死に頭を下げた




江口「いいって笑 それより時間大丈夫？今日仕事？」

貴方「！！」



まって今何時…7時！？今日は9時からだから…自分の家帰ってたら絶対間に合わない！
ど、どうしよう…！




江口「もしかして間に合わないっぽい？俺の服でいいなら貸すしシャワーも自由に使ってくれていいよ」

貴方『いいんですか？』

江口「全然、気にしないでいいから。むしろAちゃんこそ平気？」

貴方『全然です！ご迷惑ばかりかけてすみません…』

江口「俺は気にしないから。はいこれタオル。男もんのしかないけど自由に使って！」

貴方『ありがとうございます！』




有難くタオルをお借りして時間もないから急いでシャワールームへ向かった





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