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次の日大学前で待ち合わせていると宮近くんが顔を出した



宮近くんもモテるなぁ。


さっきからチラチラ見られる…



「海人と出かけるんですね」

『聞いたの?』

「はい。機嫌良かったんで」


ニコニコ笑う中村くんが頭に浮かんだ
少し頬が緩む



『そっかー嬉しいな。』





「…今日、海人の事見ててくださいね」


『この間も言われたけどそれ、どういうこと?』


「そのままです。」


ニコッと笑った宮近くんはじゃ!とそのまま帰って行った

…そのまま、



それが分かんないんだけど





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すぐに中村くんは来て、

「あ、桃ちゃん!」


私を発見するなりパッと笑顔になる




ほんとに機嫌良さそう

私でそんなに喜んでくれるなら嬉しいなぁ





「とりあえず昼食べよ」

と、近くのファミレスに入る




注文したら思ったより早く来た。




お昼時なのに珍しい、




うまっ!と言いながら中村くんはペロリとたいらげて私の方を見ている

早くない?






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少し見られるくらいならまだしもずっと見られてると流石に気になる




『そんな見ないでよ』

「かわいいなーと思って」



ボンッと顔が赤くなってるのが自分でも分かった。

流石に恥ずかしい





「あ、照れた」




ケラケラ笑ってからかってくるけど、

耳が赤くなってんの、バレてるからね。






美味しいものを食べて笑ったり、自分で言ったくせに照れたり、次に行く場所を考えて唸ったりして表情がコロコロ変わる



そんな中村くんと一緒にいるのは心地いい。






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作者名: | 作成日時:2021年4月5日 1時

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