猫が38匹 ページ44
Noside
樋口はとにかく周囲に銃を撃ちまくる。
谷「大外れ」
いつのまにか背後に立っていた谷崎が両手で樋口の首を絞める。
樋「__!」
谷「死んでしまえ!」
両手に渾身の力を込める谷崎。
樋「くっ...ああ...」
その時___ゴホッ、ゴホッと小さく咳き込む声が聞こえる。
急に__樋口の首を締めていた谷崎が、倒れる。
谷崎の背後には芥川が立っていた。芥川の姿を見て、呆然とする敦。
芥「死を惧れよ...殺しを惧れよ...死を望む者、等しく死に、望まるるが故に...」
そしてゴホッと小さく咳き込む。
倒れた谷崎を串刺しにした黒刃が、元の形に戻るように芥川の背に集束して行く。
敦「...」
ふと、国木田が云っていた事を思い出す敦。
国「こいつには遭うな、遭ったら逃げろ」
芥「お初にお目にかかる。
僕は芥川。そこな小娘と同じポートマフィアの狗...ゴホッゴホッ」
樋「芥川先輩、ここは私ひとりでも___」
その樋口の顔をいきなり躊躇なく平手打ちする芥川。
樋口の顔からガンゴーグルが吹っ飛ぶ。
芥「人虎は生け捕りと命の筈!
片っ端から撃ち殺してどうする、この役たたずめ!!下がっていろ!!」
樋「...済みません」
敦「人虎は生け捕り?...あんたたちはいったい...」
芥「もとより、僕の目的は貴様一人なのだ、人虎...」
血を流して倒れている谷崎とA。
芥「そこに転がるお仲間はいわば貴様の巻き添え...!?
何故ここにAが...。なぜ血を流して倒れているのだ。
おい、樋口!貴様が...貴様がやったのか!」
樋「...はい」
そう弱々しく震える声で答える樋口。
芥「何をやっているのだ貴様は!!
僕の...僕も大事な人を...」
芥川は樋口の顔にまたもや平手打ちを放つ。
樋「っ...」
樋口side
...私は知らなかった。
芥川先輩にとってあの人は大事な存在なんだってことを。
私はそんなの知らずにやってしまった...。
芥川先輩があんな必死になるなんてどれだけ大事な人なんだろう?
なんか、胸が苦しい。
今の芥川先輩の顔を見ると胸が締め付けられて痛い。苦しい。
...嫌われてしまったかな?
私なんかより、あの人の方が...。
____________
皆さん、こんにちは。作者のりだ兄です。
どうにか復帰しました。
更新は出来ない時もあるのですいません。
そこは把握でお願いします。
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りだ兄(プロフ) - しあさん» まじか...母さん、お疲れ様。僕も多分そろそろまみーにやられるぜ (2019年10月12日 20時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - りだ兄さん» 頑張れ兄さん!うちはもう明日からスマホが.....(詳しくはうちの小説に書いてあるけど) (2019年10月12日 16時) (レス) id: 6cec9b6887 (このIDを非表示/違反報告)
りだ兄(プロフ) - なかなか更新出来なくてすいません。受験勉強あってスマホ使える時間が全然ないんです。←言い訳にしかなってない。更新遅くなりますけど見て貰えたら嬉しいです。僕、頑張ります!この夢小説のためにも!読者の皆様のためにも! (2019年10月12日 16時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
りだ兄(プロフ) - しあさん» うい (2019年9月25日 0時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - りだ兄さん» あっ...お疲れ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 6cec9b6887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りだ兄 | 作成日時:2019年8月30日 0時