ベットから落ちたら文スト世界にトリップしてた！？

猫が27匹 ページ31

夢主side

ついに始まってしまったようだ、太宰さんの前職当てクイズ。
まぁ、僕は分かるんだけどね。
敦君、頑張って！

僕はその様子を見物することにする。


敦｢七十万！頂きます！
相場師！｣

太｢違う｣


敦｢作家！｣


太｢はずれ！｣


敦｢サラリーマン！｣


太｢はずれ｣


敦｢研究職！｣


太｢違ーう｣


敦｢弁護士？｣


太｢ノー！｣


敦｢新聞記者とか！｣


太｢ブー｣


敦｢大工さんだ！｣


太｢ちがいまーす｣



谷｢で...でたらめだ｣


ナ｢...ですわね｣



敦｢役者！｣


太｢違ーう。
けどー...うふふ、役者は照れるねぇ｣
照れてる太宰さん、可愛い。
写真撮っておかなければ...！

ｶｼｬｯ

太｢うん？何で写真を撮っているんだい？｣


『えへへっ秘密です』


太｢まぁ、いいけど。｣


敦｢うーん...｣


国｢どうせ、何もせずふらふらしていただけなのだろ？｣


太｢違うよ｣


国｢？｣


太｢この件では私は嘘はつかない。｣


敦｢？｣


太｢...降参かな？敦君｣


敦｢え＿まだです。Aはなんだと思う、太宰さんの前職？｣


『...太宰さんだけが分かるようにいうとやつがれ君と中也さんがいる所って言えばいいのかな？』


太｢...!!当たりだよ。何処でそれを知ったんだい？｣


『ふふっそれは秘密です』


太｢まぁ、ここの払いはよろしくね、敦君。A、後で話があるけど良いかい？｣


『僕で良ければどーぞ？』


敦｢えぇぇぇ...｣


太｢持ち合わせがないならツケが利くよー。
なんと云っても、探偵社御用達のお店、うずまきだからね｣



太宰side


｢...!!当たりだよ。何処でそれを知っているんだい？｣


『ふふっそれは秘密です』
と教えてくれなかった。


誰も私の前職は、当てられないと思っていたのにAちゃんは当ててしまった。
何処で知ったんだ？何でこの子は知っているんだ？
私には沢山の疑問が浮かぶ。

後で聞いてみることにする。

Noside

その時、携帯の着信音がなる。
谷崎の携帯である。


谷｢＿＿はい、谷崎です。...はい...はい。
分かりました。｣


国｢依頼か？｣


谷｢はい、依頼人の方はすでに事務所の方に｣


太｢さぁ、仕事の時間だ。私の職業当てゲエムはこれで終わり。賞金はAにあげるよ。｣


『僕、お金には困ってないから敦にあげるよ。』


敦｢えっ！嘘！ありがとう、A!!｣


『いえいえ〜』



その後、嬉しそうにスキップをしていた敦が目撃されたとか。

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