猫が14匹 ページ16
敦side
久しぶりに嗅ぐ畳の匂い。
｢う...うん...｣
...あれ？..ここどこだっけ...？
...たしか..夕べ...
僕は昨夜自分の右腕が虎に変身していたことを思い出した。
僕は起き上がり、とっさに右手を確認する。右手は人の手に戻っていた。
｢...はぁ...｣
僕は室内を見廻す。広くはないが小綺麗な畳の部屋。
...久しぶりだなぁ、天井。
いきなり呼び出し音が鳴る。
｢うわぁ！な、なに？なに!?なに!?｣
見れば畳の上に置かれた携帯が鳴っている。
｢え、ええ!?あ、ああはいはい、はい出ます。出ます出ます出ます、今出ます。すぐ出ます！｣
｢え、ボタンどれ...え、これ？はやく動いて、もうあーどれだ...｣
とようやく受信応答ボタンを押し携帯を耳に当てる。
｢あ、も、もしもし!?｣
太｢グッドモオニン！｣
｢...ああ、太宰さんですか｣
太｢今日もいい天気だねぇ！新しい寮の方はどうだい？｣
｢お陰様で...野宿に比べたら、雲の上の宮殿のようです。｣
太｢それは良かった。枕元の着替えは探偵社の皆からの贈呈品だ。｣
｢ほんと、何から何までありがとうございます｣
太｢所で敦君、いきなり申し訳ないが...｣
｢ん...？｣
太｢実は緊急事態が発生したのだ。｣
『きんきゅーじたい？』
｢うわぁ！｣
どこから出てきたか分からないけど急にAちゃんが僕の隣から声を発した。
｢Aちゃん、どこから出てきたの？後、その格好...///｣
『ん？これ？乱歩のシャツ借りたの。まぁ、それは後で詳しく教えてあげる』
｢絶対ね！｣
『了解でーす。』
太｢おーい、私の事忘れてない？｣
｢あ、忘れてました｣
太｢敦君酷い！Aちゃーん、敦君が酷いんだよー｣
『大丈夫、太宰さん？』
太｢嗚呼、私のガラスのハートが傷付いた...後で癒してくれたまえ、Aちゃん｣
『僕でよければどーぞ』
｢それで緊急事態って何ですか？｣
太｢そう何だ！ああ。一刻を争うのだよ。すぐに指定の場所に来てくれたまえ。大変な事態だ。君達だけが頼りだよ。｣
｢は...はい、わかりました。｣
太｢用意はいいかね。敦君、Aちゃん｣
｢『はい。』｣
太｢まず、部屋を出たらドアをちゃんと閉めて後ろを見る！｣
｢後ろ...？...うっ！｣
『...大丈夫ですか？っていうか大丈夫じゃないですよね？』
｢えっと...これは何ですか...？｣
太｢なんだと思う？｣
｢うーん...朝の幻覚？｣
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りだ兄(プロフ) - しあさん» まじか...母さん、お疲れ様。僕も多分そろそろまみーにやられるぜ (2019年10月12日 20時) (
レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - りだ兄さん» 頑張れ兄さん！うちはもう明日からスマホが.....（詳しくはうちの小説に書いてあるけど） (2019年10月12日 16時) (レス) id: 6cec9b6887 (このIDを非表示/違反報告)
りだ兄(プロフ) - なかなか更新出来なくてすいません。受験勉強あってスマホ使える時間が全然ないんです。←言い訳にしかなってない。更新遅くなりますけど見て貰えたら嬉しいです。僕、頑張ります！この夢小説のためにも！読者の皆様のためにも！ (2019年10月12日 16時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
りだ兄(プロフ) - しあさん» うい (2019年9月25日 0時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - りだ兄さん» あっ...お疲れ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 6cec9b6887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りだ兄 | 作成日時：2019年8月30日 0時
