花丸本丸 ページ2
──ここはどこからともなく平和な本丸
短刀は庭で走り回り。厨からは旬の食材を使った良い匂いが縁側ではたわいもない話で盛り上がる年長者達…
そんなある日の夜だった、
縁側には二振りの太刀が、何やら物思いにふけていた。風呂上がりの加州清光は気になったのか声をかけることにしてみた。
加｢何してるの？
──獅子王と三日月？｣
獅｢いや、特に何もしてねぇよな？三日月｣
三｢まぁ、強いて言うのなら、池に映る月を眺めてたというくらいだな。｣
加｢ふぅーん。なにか深い思い出でもあるの？｣
三｢三条にはなぁ、もう一振刀がいるんだ。そいつに初めてあった日もこんな月夜だったんだ。｣
加｢もう一振？もうここには全振りいるんじゃないの？｣
獅｢まだいるんだよ。無銘刀とも言われているが、三条小鍛治宗近が最後に打ったとされている刀がな。｣
加｢まだ顕現されていないの？｣
三｢あぁ、一時期行方不明になったと言われてな、だが綺麗な奴だ。俺らはあいつの事を親しみを込めてAと呼んでいたんだ。｣
獅｢またあいつに会いてぇなー。｣
加｢俺も会ってみたいなぁ。会えるかなぁ？｣
三｢行方不明とされていると言っただろう？｣
加｢そうだけどさぁ？会えるかもしれないじゃん？｣
獅｢加州の言うとうりだな！きっとまた会えるさ！｣
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初めてまして。陵といいます。本作品をご覧いただきありがとうございますm(*_ _)m
私は刀剣乱舞を始めて少しです。口調やキャラは似せるつもりでいますが、万一違った場合はコメントしていただけると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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作者名：陵葵香 | 作成日時：2020年10月19日 16時
