最高の誕生日 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:32,471 hit

＃7 ページ7

「ホントにホント？」
「ホントにホント」
「絶対？俺だけ？」
「絶対。ずーっとずーっと昔から裕太くんだけ」
「俺も、好き」

顔が見たくて抱きしめている体を少し離した。

「うん、いっぱい伝わったよ」
「・・ごめん、メール、送んなくて」
「顔見れただけで嬉しかった」
「佐久間には、もらったんでしょ？0時ぴったりに」
「え、うん・・・」

まさか読んでくれるなんて思ってなくて、勢いであんなこと書くんじゃなかったなって後悔する。

「プレゼント、もらった？」
「あ、それはまだ」
「じゃあ、俺のが先だな」
「え、プレゼントあるの？」
「あるよ」
「楽しみだなー！なになに！？」
「俺」
「・・・ん？」

え、空耳？

「だからぁ、俺！！・・・ヤなの？」
「ま、まさか！！喜んで頂戴致します！！！」
「んふふ。としくん、誕生日、おめでと」

顔を真っ赤にして笑う玉は今まででいっちばん可愛いくて、やっぱり今年は最高の誕生日になりました。

☆おわり☆

～おまけ～

「宮田くーん！昨日何回も電話したんですよ！？」
「あぁー！ごめん！佐久間！」
「もー！当日にプレゼント渡したかったのに～」
「ごめんて！今年もプレゼント用意してくれたの？ありがとな！」
「当たり前ですよ！」
「何くれるの？」
「へへへ～～・・・オ・レです！」
「え・・」
「なーんて、」
「ダメだよ」
「うわぁ！！玉森くん・・？どこから、、」
「それ、もう俺があげちゃったから」
「え？」
「た、玉！」
「もう行くよ、宮田。じゃあね佐久間」
「え、はぁ・・・」
「佐久間、ごめん、またな！・・いたっ、玉、蹴らないでよ～」

「えーと・・・もちろん、冗談だったんですけど・・・」
「お？佐久間いいの持ってんじゃん！」
「えっ」
「包装してあるってことは俺の誕プレ？わざわざ悪いなぁ～！サンキュー！」
「いや、北山く、ちが・・・」
「やべ、収録行かねぇと！じゃあな佐久間！」
「・・・・・・」

今度こそおしまい☆