大天使カマエルのタイムリミット ページ10
(side平やっとこ)
「気炎万丈!」
「うわっ!!」
俺が覚醒してカマエルと闘ってから2時間経った。カマエルは荒く息を切らせているが、俺は一切息が切れていない。
「やっとこ。傷はどうだ?」
「頬を切ったくらいだ。兄貴達は?」
「カッターの愛多憎生を使ったから、もう少しで復活するだろう」
カマエルが元々着ていた服はビリビリで口や額から血が出ていた。
「そろそろ降参して
「僕は
いつか前、「大天使」=「アンドロイド」と聞いた事がある。
「
「てめぇ」
「隙があるし大天使だとは思えねぇな」
すると、真っ白な羽が墨の様な漆黒の羽に変わった。
「あんだこりゃぁ」
「これで、お前に勝てるぞ?」
"勝てる"ねぇ。
「ごめんなカマエル。覚醒したかどうかは分からんが、覚醒してもお前はオイラに勝てないぜ?」
「何!?」
「ちょっとココがね?ガラ空きなのよ」
1発の拳でも大天使を吹き飛ばす事が出来る力。それが覚醒なのか。
「やっとこ、前だ!」
「分かってるよ、気炎万丈!!」
「うあっ!」
「天地万物」
どこかに吹き飛んで行ったカマエルが一瞬で岩に動きを止められた。
「何しやがんだ鉄槌」
「カマエル もう少しで タイムリミット 迫ってる」
「タイムリミット?カマエルの野郎が?」
「頭巾を被ってる男の言う通りだよ」
「え?」
カマエルは思った通りアンドロイドで、顔面の皮膚は半分剥がれ落ちていた。目があった所にはアンドロイド特有のギョロギョロした眼球で、はっきり言えば気持ち悪い。
「俺はお前の言う通りアンドロイドだ。俺とは違う
「そんなのがあるのか」
「熾天使達にとって"バカ"が
「いいや、お前はバカじゃねぇと思うぞ」
「は?」
「お前には"心"があるじゃねぇか。アンドロイドには心なんかねぇし、お前はバカじゃねぇ。お前には"大天使カマエル"って名前があるじゃねぇかよ」
キザだな。自分でも、そう思ってしまうが、この事によりカマエルが変わってくれるんじゃないかと思う。
「やっとこ、お前に宝珠をやる。だからアルトソムリア国を頼む」
「え?」
カマエルは宝珠になった。
アルトソムリア国ググノア島ノエルア区→←「どうか救ってくれ」と星に願う
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ローレライ(プロフ) - 彩香さん» 返信ありがとうございます。あ、そうだったんですね……。私も占ツクで小説を書いているので、文字数に関しては、同じくもどかしさを感じてます。分かります……。PIXIVでも連載されているんですね。見てみます、ありがとうございます。 (2021年8月24日 18時) (レス) id: c3d54a3e1e (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - ローレライさん» 感想ありがとうございます。私は文字数が許す限り全部書きたい性格でして...。占ツクは1ページの文字数が少ないので、こんな感じなんです。pixivでも連載しているのでよろしくお願いします (2021年8月24日 15時) (レス) id: 68ff7bd3b5 (このIDを非表示/違反報告)
ローレライ(プロフ) - 初めまして! 面白いお話ですね! お気に入り登録させて頂きました! 1つ要望を書いてもよろしいでしょうか? 台詞と台詞の間や、台詞と地の文(台詞ではない文)の間を、1行開けてほしいです! そうするともっと良くなると思います! 突然すみません、応援してます! (2021年7月12日 16時) (レス) id: c3d54a3e1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩香 | 作成日時:2021年7月5日 10時