不登校の僕を救ってくれたのは、あなたでした。【Yuri.C】

#10▽貴方side ページ10

給食後の国語はキツイよ、、

国語の先生の声聞いてると、
ものすごい睡魔が襲ってくる。



((ゴツンッ


貴方「いったぁぁ！」

先生「お、？」

貴方「……お？」



しまった、、

突然の睡魔に
おでこを机に強打した私。



先生「ここの古文日本語に訳せー」

貴方「……ぇ、はい。」



『ちょっt、おでこ赤いよ？笑』

『あ、ホントだ！笑 やば！！』

『A、嫁行けないんじゃね？笑』


貴方「そこまで赤いの！？」

「「「やばい！めっちゃ赤いの(爆笑)」」


はぁ……
みんなに笑われてしまった。

でもね、みんな決して
悪意に満ちた笑いなんかじゃなくて、
優しさで場を和ませてくれる。

いい人たちだよ。



でも……おでこ赤いとか、、笑









そんなこんなで、
国語の授業は終わった。

終始笑顔が絶えなかった。





残り1限。
まだ、生物が残っている。





詩織「次、移動だね。行こ？……ん？」



やばい、どうしよう。



貴方「せ、生物の教科書……忘れた……！」

詩織「ぇ、、やばいじゃん！めっちゃ怒られるじゃん！」



そう、私たちが恐れているのは、
生物担当の……小川先生。


忘れ物をしようものなら、
授業中にずーっとその生徒の目を見て、←
授業をするのだ。


更に、問題や例題を
すべて解答しなければならない。





貴方「絶っっ対嫌だ！！」

詩織「どーすんの？他のクラスの人から借りる？」



もちろん、その方法も考えたんだけど……




まだ他のクラスに友達がいないっ！！


詩織「ぁ、無理だ。うわぁぁあ！やばいって！」

貴方「……んんん」



もう、先生による制裁を受けるしかないと思っていたそのとき。



((ガラガラッ


私と知念くんを繋いでくれた、
彼が現れた。

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