不登校の僕を救ってくれたのは、あなたでした。【Yuri.C】

#13▽知念side ページ13

はぁ……
僕、散々母さんに迷惑かけてるなぁ

親不孝、って
僕みたいな人の事を言うんだね。


知念「……涼介。」


なんだか、突然
涼介が恋しくなった。

僕の事を唯一理解してくれる人。


中学から仲良くなった親友で、
ダンスっていう、共通の特技もある。


涼介は、当然
僕の顔を見た事があるし、
実際に会って話した事もある。

涼介ってね、
めちゃくちゃイケメンなんだよ？

料理できるし
優しいし
何より僕の理解者。

そんな人と、
仲良くできてる僕って幸せ者だね。





知念「……今日、会えないかな。」



迷惑じゃないかな、とか
別に、もっと仲良い友達できてるかな、とか


いろいろ葛藤した末に、
結局涼介にLINEをした。


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侑李：今日さ、会えないかな？
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すると、すぐに既読がついて


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涼介：全然おっけ！暇だし笑

侑李：僕んちでいい？

涼介：お前んちしかねぇーじゃん！

侑李：それもそうだね笑

涼介：放課後すぐ行くわ！

侑李：うん、待ってる

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なーんて、会話していると



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涼介：今、知念のクラスのコに
生物の教科書貸したの笑

侑李：あ、先生怖いんだってね

涼介：誰から聞いた！？

侑李：涼介。

涼介：あれ、俺そんな事言ったっけ？笑

侑李：ばか。

涼介：覚えてない笑
あ、でさ、その教科書貸したコ
知念の隣の席みたいでさ

侑李：へぇー、

涼介：なんかさ、笑ったときの顔が
知念に似てたの笑

侑李：そうなんだ。

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まさかその人が
来るなんてね。

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