Roller Girl！ (ページ15)

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電源が切れた日はページ15

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( Mizuki Side )

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おはよう、と楽屋のドアを少しだけ開けて入ってきたAは、誰がどこからどう見ても疲れてる。もはや顔に書いてある。

佐藤「おはよ！あ、Aちゃん、グミ食べる？」

「、ん？あ、食べる」

岩崎「今日の服可愛いね」

「ありがと」

食べ物を進めたり褒めてみたり、Aへの気遣いで美少年のキャラが見えて面白い。

けどAの顔は変わらず曇り気味
グミはちゃっかり食べてるけど(笑)

那須「はっはっは、ぶちゃいく」

「…うるさいうざいバカ」

那須「嘘だよ(笑)、お疲れ様」

クソガキ化Aのお世話係(HiHiJets談)の那須は、頬っぺを伸ばしていじり倒した後に頭ポンポンして去ってった。
なかなか癒される絵面だけど、相も変わらずAの目は精気がない

それもそのはず。
Aは一旦こうなっちゃったら俺がいないと復活しない。
自分で言うのも変な話だけど、HiHiの中では絶対の決まり事。

井上「ほら、A」

手招きをすると、ん～と唸りながら歩いて来る。

そのまま抱きついて胸に顔をうずめるから、左手は背中に回してやって、右手でスマホを弄りつつAの頭の上に持っていく。

お疲れ気味の不機嫌Aを上手く扱えてるからか、普段はAを冷たくあしらうことが多い俺がAを抱きしめてるからなのか、目を大きく見開いて俺を見る美少年。

猪狩「美少年はへなへなAに遭遇すんの初めてだっけ」

藤井「はじめて、だよね？」

浮所「こんなA見たことないし、いつも元気なんだと思ってた」

高橋「お前それは偏見だべ(笑)」

いつも元気で頼れる存在に思われたくて美少年の前では頑張ってるって本人言ってたから、今回は相当限界だったのか？

橋本「こいつたま～にこうやって死ぬから」

作間「プチっとね、電源が切れるのよ」

橋本「もしこうなったらすぐ瑞稀呼んでね、いなかったら～…ほっとけ(笑)」

那須「ほっといていいんすね(笑)」

橋本「基本俺らの前でしかこうなんなかったのにね、美少年の前でとかビビるわ。相当限界？」

井上「俺も思ったそれ」

まだ俺のとこでショートし続けてるAがはしもっちゃんの発言を聞いて、小さな声で

「…美少年なら、いいかなって」

佐藤「……Aちゃん可愛い！」

浮所「好き！」

恥ずかしいのか俺の服をキュッと握ったAの耳は真っ赤で、可愛くて守ってやりたくなって、抱き締め返す力を強めた。

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