短いおはなし

みずたま*加東慎介 ページ10

『ねえ、』

こいつは幼なじみのA。

俺らが2人きりなのはいつもの光景。

「んー？」

密かに俺が緊張してるのもいつものこと。









でも、今日は少し違ってわざわざ俺の前に座り直したA。

「…なんだよ」

『好きなんだけど』

「なにが？」

少しの間があって、Aが口を開く。

『…慎介が』

思わぬ答えに思わず目を丸くする。

冗談だったりして。

「今日、エイプリルフールじゃねーぞ」

『うん』

でもどうやらそれは冗談じゃないらしく、真っ直ぐな視線で俺を見つめるA。

片思いだと思ってたのに、な。

「…俺もAのこと、好きなんだけど」

真っ赤になって俯いた彼女を、笑いながら抱きしめた。





(っはは、ポストみてぇ)

(え、なにその表現。
せめてトマトにしてよ)

(…食っちまうぞ？)

(なっ、…おお、美味しくないよ！)





--------------- ﾖ ﾀﾞﾝ --------------

何故か思いついたネタ。

加東くんイケメン、水球の3話はテレビの前で騒ぎながら見てました。

志村くんかっこよかったし、木村くん子犬だった、加東くんはただのイケメン。





この後、加藤くんに食べられましたとさ。
(ききき、キスですよ？)

めでたしめでたし。

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