短いおはなし

みずたま*SSS集 ページ7

*三船龍二

「…A」

後ろから抱きしめてきたと思ったらいつもより甘くて、低い声で、名前を呼ばれる。

『っ、なーに？』

それだけでもう心臓はばっくばくで、きゅーって、心臓がが締め付けられるような、あの独特の感覚に陥る。

そのままわたしを抱きしめる力が少し強まったと思ったら

「俺さ、やっぱ一生離したくねーわ、お前のこと」

なんて、甘いセリフを呟くから、龍二はずるいと思った。




(どうしたの、いきなり)

(なんか、不安になっただけ)

((かわいい…))





*木村朋生

町で一番大きな夏祭り、大好きな朋生に手をひかれながら歩く。

「名字は方向音痴なんだから。手、離すなよ？」

『うん！』

確かに方向音痴なのは認めるけどさ、もうちょっとカップルっぽい言葉が欲しかったなー、って思う。

『(…あ)』

そしたら、彼がいつもより若干早足になってることに気づいて、斜め前の朋生の横顔を見るとちょっと赤くなっていて、ちょっと、いや、かなりきゅんとしてしまった。





(照れ屋な彼と)

(欲張りな私)





*千秋亮(会話文のみ)

「おい、名字？」

『……』

「…名字ー、おーい！」

『......』

「名字！」

『……』

「はぁ...、あーもうっ、…A」

『なぁに？』





(名前呼ばれるまで返事しないとか、どんだけ頑固なんだよ！！)

(好きな人には名前で呼んで欲しいもん！)

(…///)





*志村公平(会話文のみ)

『公平っ！』

「んー？」

『...公平ーっ！』

「なにー？」

『...こうへーっ！』

「もー、なにっ？」

『あ、公平やっとこっち向いた！』

「へ？」

『...だって公平ずっとこっち見てくんなかったんだもん！』

「もー、可愛いなAはー！」

『...へへっ、』





(アイドルもいいけど)

(もっと構って！)





*稲葉尚弥(会話文のみ)

『な、尚弥ってさ、』

「お、なんだ？」

『そのー、渚ちゃんと同居、してるの？』

「同居っていうか、同じ家に住んでる？」

『いや、それ同居じゃん』

「…同居だな！」

『そっかー…』

「なんだ？…心配か？」

『っ！…そんなんじゃな「そんな心配すんなって！俺に似合う女は、Aだけだ！」

『…、そ、だよね！ありがと！』





(尚弥ってほんと正直っていうかなんていうか、まっすぐで素直だよね)

(おう！当たり前だ！)





--------------- ﾖ ﾀﾞﾝ ---------------

思いついたものを詰めこみました。

表現力がないため会話文のみが多いです。

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