短いおはなし (ページ2)

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みずたま*加東慎介ページ2

最近来れなかったんだよなー。なんて思いながら久しぶりに来たお好み焼きが美味しいお店、かとちゃん。

いつものように、お好み焼きを食べながら加東さん夫婦と雑談。

陽子さんが「Aちゃん好きな人できたー？」なんて聞いてきたから。

あ、そういえば、なんて思い出した。

『うーん、わたし一目惚れしちゃったかも知れませんねー』

「へぇー…」

数秒後、2人の顔がすごい勢いでこっちを向いて、同時に声をあげた。

「「…えｯ！！」」

コントのような返しをしてきた陽子さんと浩介さんに、笑いをこらえながらも、一目惚れの経緯を話した。

『1週間前のことなんですけど…

*1週間前*

高校からの帰り道のことだった。

絡まれたのだ、チンピラに。

「お姉ちゃんひまー？」なんてお決まりのセリフを言いながら、ニヤニヤと近づいてくる気持ち悪い男。

『……っ』

怖くてなにも言葉が出てこないわたしに、相手はどんどんイラつくばかりで。

「ねー、聞いてんの？」

腕を掴まれて、逃げられなくなる。

どうしよう…、そう思っていると私の腕を掴んでいた男が突然視界から消えた。
いや、吹っ飛んだのだ。

呆然としている私に、「何してんだよ、さっさと逃げんぞ！」なんて言いながら腕を掴んで走り出した男の子。

そのまま2人で走ってしばらくして男の子が走るのをやめた。

「っ…は…ここまでくりゃ、大丈夫だろっ…」

『あ、りがとうございます』

お礼を言いながら顔をあげると目の前にいたのはイケメンで。

「おう」なんていいながら見せた笑顔に、心臓が破裂しそうになった。

──────────

それで、一目惚れしちゃったんですよね』

私の話が終わると、なにやら目を見開いている加東夫妻。

「Aちゃん、わたし達その一目惚れの相手、知ってるかも」

『えっ！？知り合いですか！』

「いや、知り合いっていうか…、間違ってなけりゃ俺の弟だわ」

衝撃的な事実を知らされた直後、店の扉が開いて「兄ちゃーん」なんて声が聞こえた。

まさか、そう思い振り返ると入ってきたのは一目惚れの相手。

(兄ちゃ…ん！？なんで、え、ちょっ、…は？)

(おう慎介！うちの常連のAちゃん！)

--------------- ﾖﾀﾞﾝ ---------------
実は慎介も一目惚れしちゃってて、同じようにお兄ちゃんに相談してた、みたいな感じです。
わかりづらいね、文章力ください。

このあと2人は仲良くなって、付き合ったとかなんとか