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そらちぃ side
「だぁっ!!!疲れた…」
「あっちぃ…」
「腹減った…」
部活が終わっていつも通り家に帰ろう
としていると、教室に タオルを忘れて
いることに気づいた。
そ「忘れ物したから先帰ってて」
というと、3人はうぃ〜なんて笑って
早々と帰っていきやがった。
静かな校舎は少し不気味でダッシュで
教室へと向かい、きっとゆっくり歩いて
くれているであろうアイツらに追いつく
ように廊下を走る。
ﾄﾞﾝｯ!!!
視界が揺れる、とともに衝撃が走る。
慌てて体を起こすと目の前で女の子が
俺と同様倒れていた。今日は晴天なの
に目の前の彼女はずぶ濡れだった。
「ご、ごめん!!!怪我してない?!」
腕を引っ張って起こそうとすると、
その手を白くて細い手がそれを拒んだ。
と同時にぶつかったせいで散らばった
彼女のものと思われる1冊のノートに
何かを書き始めた。
損害賠償とか言われたらどうしよう。
「あ、あの〜…?」
ビリッと音がしたかと思うとずいっと
ノートの切れ端を渡された。
(私は耳が聞こえなくて声も出ません
ぶつかってごめんなさい)
走り書きしたとは思えないほどキレイな
字でそう書いてある。
ぺこっ、と頭を下げて彼女は踵を返した。
「ちょ!!!まって!!!」
慌てて追いかけようとしてまた転ぶ。
どんだけかっこ悪いんだよ俺。
「？」
違和感に気づいたのか後ろを振り返る
彼女。
「びちょびちょだしこれ使って!!!
あ、これ使ってないから安心して!!!」
取りに行ったタオルを強引にその子に渡し
なんだか照れくさくなってまた全力で
走って家へと急いだ。
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三毛猫のびのび - 海衣さん» ありがとうございます！ (2019年5月26日 19時) (
レス) id: f4f7b91a69 (このIDを非表示/違反報告)
海衣 - いつも更新されるのを楽しみにしています、これからも頑張ってください、応援してます (2019年5月26日 18時) (レス) id: 08e3b49e68 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫のびのび - たーくんさん» コメントありがとうございます、届くように頑張ります^^* (2019年5月3日 17時) (レス) id: f4f7b91a69 (このIDを非表示/違反報告)
たーくん(プロフ) - 初コメです！いつも勇気もらってます！ヒーローに届くよう頑張って下さい！あ、れいわおめでとござんす！ (2019年5月2日 21時) (レス) id: c5ec68897c (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫のびのび - てらたんさん» コメントありがとうございます^^*いつも見て下さって嬉しいです (2019年4月29日 21時) (レス) id: f4f7b91a69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三毛猫のびのび | 作成日時：2019年4月28日 11時
